大阪国際女子マラソン(来年1月25日、ヤンマースタジアム長居発着)の記者発表が22日、大阪市内で行われ、日本陸連の高岡寿…

大阪国際女子マラソン(来年1月25日、ヤンマースタジアム長居発着)の記者発表が22日、大阪市内で行われ、日本陸連の高岡寿成シニアディレクター(SD、55)はハイレベルなレースを期待した。

28年ロサンゼルス五輪の代表選手を選考するマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権を懸けたレースであり、加えて、来年愛知・名古屋で開催されるアジア大会の日本代表選考も兼ねている大会。

24年大会では前田穂南(天満屋)が2時間18分59秒で女子日本最高記録をマークするなど好記録が期待される大会で「(日本記録に)迫る、超える記録を期待したい。また、新しいヒロインが誕生することも期待したい」と話した。

高岡SDが今大会で特に注目するのは5選手。

3度の優勝を誇る松田瑞生(30=ダイハツ)や上杉真穂(30=東京メトロ)など経験豊富なランナーに加え、一度は現役を退きながらも24年に復帰した井沢菜々花(34=スターツ)、今月7日に行われた防府読売で初マラソン初優勝を飾った西村美月(21=天満屋)や、今年の世界選手権1万メートル代表で初マラソンに挑む矢田みくに(26=エディオン)ら若手も含めた5人の名前を挙げた。

45回目の大会と歴史ある大会。90年大会で、当時の日本女子初マラソン記録を更新した有森裕子さんら数々のランナーを輩出してきたことなどから「これまで多くのヒロインが羽ばたいていった。今回のメンバーもここで力をつけて活躍できるようなことを期待したい」と、来年の世界選手権、28年ロサンゼルス五輪へ繫がるレースを望んだ。

招待選手はエデサ(エチオピア)、チェサン(ウガンダ)ら海外選手を含めた11人。育成枠として招待されるネクストヒロイン枠では、八木美羽(岩谷産業)、村山愛美沙(東北福祉大)、深田望友(立命大陸上競技同好会)、小田美月(立命大陸上競技同好会)の4人が名を連ねた。