ヤクルト木沢尚文投手(27)が22日、都内の球団事務所で契約交渉に臨み、700万円減の年俸6300万円で更改した。今季は…
ヤクルト木沢尚文投手(27)が22日、都内の球団事務所で契約交渉に臨み、700万円減の年俸6300万円で更改した。
今季は42試合登板の9ホールド、防御率3・40だった。開幕投手は火消し役で存在感を示したが、1軍にフル同行はできなかった。悔しいシーズンを過ごし、「久々に2軍での時間を過ごし、自分が試していること全てがうまく転んだという1年ではなかった」と唇をかんだ。
来季の目標を記す色紙には「本当に絶対に優勝」と記した。「夏の時点でペナントレースから置いていかれている雰囲気を感じながらプレーするのは本当ファンの方に申し訳なかった。その空気感にチームとして慣れていくと、本当に勝てないまま、どんどん僕たちの野球人生が終わっちゃうんじゃないかと思った。チームとして、絶対に優勝をするんだって気持ちを持って、キャンプから入っていかないと本当に置いていかれる1年間になってしまうと思う」と覚悟を示した。
大リーグのホワイトソックスに加入が決まった村上とはシーズン終了後、食事をともにした。木沢は「4番サード村上がいなくなるより、ヤクルトが今後、強くなっていくために、チームのことを考えてくれていた人間がいなくなってしまうのが本当にまず寂しい。頻繁に連絡を取ったりしますが、本当にスワローズを代表して頑張ってほしいと思いますし、彼が僕らを心配しないように、僕らも頑張って『ヤクルトはお前がいなくても勝てるよ』ってなるようにしたい」と力を込めた。(金額は推定)