J1広島が来季の新戦力として、J2に降格する湘南のFW鈴木章斗(22)の獲得が濃厚となっていることが21日、複数の関係…
J1広島が来季の新戦力として、J2に降格する湘南のFW鈴木章斗(22)の獲得が濃厚となっていることが21日、複数の関係者の話で分かった。交渉は大筋合意に向かっているという。清水、C大阪、長崎など少なくともJ1の4~5クラブ以上が獲得に乗り出していたが、広島が大争奪戦を制した。
大阪府出身の鈴木はG大阪の下部組織から阪南大高を経て、2022年に湘南入り。180センチの高さに足元の技術も兼ね備えた万能型FWで、24年に10得点を挙げると今季も19位に沈んだチームで9得点と奮闘した。来季も湘南との契約を残しており、移籍金が発生する。
広島は今季も4位と上位争いを演じた。失点数はリーグ最少の28と堅守が光った一方、得点数はリーグ8位タイの46にとどまり、チームの最多得点者は木下康介と中村草太の6得点だった。ポーランド出身でドイツ国籍も持つバルトシュ・ガウル氏を新監督に迎える来季へ、軸となるストライカーの補強は喫緊の課題だった。