<東京女子プロレス:八王子大会「せ~の、メリークリスマス!2025」>21日◇東京たま未来メッセ◇観衆327人(満員)メ…
<東京女子プロレス:八王子大会「せ~の、メリークリスマス!2025」>21日◇東京たま未来メッセ◇観衆327人(満員)
メインイベントの6人タッグマッチ20分一本勝負で渡辺未詩&「OberEats(上福ゆき&上原わかな)」と、鈴芽&「プリズムグリード(愛野ユキ&風城ハル)」が対戦した。
この試合は来年1月4日の後楽園大会で行われる「プリンセス・オブ・プリンセス王座戦・王者未詩 VS 挑戦者鈴芽」「プリンセスタッグ王座戦・OberEats VS プリズムグリード」のW前哨戦だったが、最後はプリズムグリードが好連係を発揮。ハルが相手の足を手ではね上げ、その勢いでユキがヴィーナスDDTを決める合体技(アップドラフト!!オーバードライブ)で、ユキが15分29秒、上福から直接3カウント奪取して勝利した。
この日は未詩と鈴芽もバチバチの戦いを展開。鈴芽がコーナーを駆け上がってのフェースクラッシャーからミカヅキ流星群(ダイビングボディアタック)を連続で決めると、未詩も鈴芽のリング・ア・ベルをキャッチし、アバランシュホールドで鈴芽をマットにたたきつけ、さらに開花式ジャイアントスイングでぶん回した。
ユキは試合後のマイクで「挑戦者組、勝ったぞ! 今日これだけ集まってくれてありがとうございます」と叫び、鈴芽も「勝った! 勝った! 挑戦者チームで勝ってうれしい。けど、本当にタッグの力がすごかったと思います。私はまだまだ未詩さんにこの試合だけじゃ勝てる確信まではイケてないけど、今日も未詩さんの知らない私をぶつけられたんじゃないかなと思っていて。挑戦者チーム、チャレンジャーとして私はまだまだここからも挑戦を続けるつもりです。イッテンヨンまで挑戦しつづけて王者になります」と喜んだ。
さらにハルはバックステージで「今日ですごく気合が入ったし、今日勝ったことでベルトを持っている姿が少し想像できるようになった」と手応えを口にした。
一方の王者組は未詩が「(鈴芽が)その思いをヒシヒシとぶつけてきてくれてたのを、一発ギュンと刺された気持ちでいます。実際刺されたのか刺されてないのか分からないですけど、でもちょっとだけここらへん(二の腕)がかゆいから蚊に刺されかな? どう思いますか? 蚊に刺されだと思いますか?」と、未詩らしく不思議な表現で鈴芽の気迫について振り返った。
上福は「いや~まさかのあの戦隊タッグに…どうなってたかわからんけど、バーンッってなって、『無理!』ってなって終わってて」と話し、上原に向かって「なんで来てくれないんだよ! 孤独な時間を過ごして今日恥ずかしかったじゃないか」。上原は「ごめんなさい」と謝った後、気を取り直して「もう1・4もバチバチにスルッとかっこよくキラキラ決めてバズり散らかします」と上福が使っていた言葉を羅列して本番へ気持ちを切り替えていた。