来春WBCの米国代表に選出されたローガン・ウェブ(C)Getty Images 来年3月に開催される第6回ワールド・ベー…

来春WBCの米国代表に選出されたローガン・ウェブ(C)Getty Images
来年3月に開催される第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、米国代表は現地時間12月18日、ジャイアンツのエースであるローガン・ウェブのメンバー入りを発表した。今季の15勝をはじめ、5年連続の2ケタ勝利。3年連続でナ・リーグ最多イニングを投げているメジャー屈指の右腕だ。
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今季のサイ・ヤング賞に輝いたパイレーツの右腕ポール・スキーンズと、タイガースの左腕タリク・スクーバルによる最強の左右2枚看板にも劣らない安定感を誇るウェブ。そんな29歳がMLBの公式ネット局『MLB Network』の番組「MLB Tonight」にリモート出演。代表入りまでの経緯などについて語った。
ウェブは前回23年大会も出場予定でいたが「色々あって最終的に辞退することになった」という。それでもマーク・デローサ監督とは連絡を取り続け「彼は一貫して『ぜひ参加してほしい』と言ってくれていたし、僕自身もずっと出たい気持ちはあった」と打ち明けた。
調整プランについては「基本的には例年と同じだ。ずっと出るかもしれない、出るだろうという前提で準備してきたので、普段より少し気持ちが高ぶっているくらいかな」。スキーンズ、スクーバルらとチームメートになることには「一緒に時間を過ごして、話をして、考え方を学べるのが楽しみ。そこが一番ワクワクしている」と胸を躍らせた。
漫画でも描けない劇的なエンディングが、ウェブを奮い立たせ、WBC自体の価値を見直した。23年大会の決勝は日本VS米国。最後は当時エンゼルスの大谷翔平が、同僚のマイク・トラウトをスイーパーで空振り三振に仕留め、侍ジャパン14年ぶりの世界一奪回を決めた。
「前回は正直、うらやましかった。テレビで見ていたけど、本当に素晴らしかった。あの結末…脚本家でも書けない展開だ。オオタニがトラウトと対戦する場面なんて、ああいう瞬間に立ち会いたいと思わずにいられない」
満を持して出場を決めた国際大会。「今度は逆になって、最後に優勝できたら最高だ。とにかく、できる限りチームの力になれればと思っている。制限の範囲内で、できるだけ多く投げられる準備はしておくつもりだ」とウェブ。ナ・リーグの最多奪三振男が、強力投手陣の一端を担い、他国の高い壁となる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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