<フィギュアスケート:全日本選手権>◇20日◇第2日◇東京・代々木第一体育館◇男子フリーショートプログラム(SP)95.…

<フィギュアスケート:全日本選手権>◇20日◇第2日◇東京・代々木第一体育館◇男子フリー

ショートプログラム(SP)95.65点で2位の三浦佳生(かお、オリエンタルバイオ/明治大)がフリーで165.53点をマークし、合計261.18点で3位となった。

来年2月のミラノ・コルティナオリンピック(五輪)初代表を目指す20歳。5歳で競技を始め、小4からはかつて羽生結弦を教えた都築章一郎コーチに4年間指導を受けた。現在は佐藤紀子コーチに師事し、21年全日本選手権では羽生、宇野昌磨、鍵山優真に次ぐ4位。22年からは2年連続で世界トップ6人によるGPファイナルに出場し、23年に4大陸選手権を男子史上最年少の17歳8カ月で制した。24年には世界選手権に初出場し、8位に入った。

昨秋からは左太もも痛の影響で不振が続いたが、今季は11月のGPシリーズ第3戦スケートカナダで3位と復調。国際スケート連盟(ISU)の競技会では、今季日本男子3位の合計点(253・69点)を保持して今大会を迎えていた。

◆五輪への道 男女シングルの出場枠は各3。今大会の優勝者が最優先で代表入り。2人目は2、3位、GPファイナルの日本勢上位2人、全日本終了時で国際スケート連盟公認のシーズン最高得点上位3人から選出。3人目は、世界ランキングや日本連盟独自の国際大会ポイント上位3人などを選考対象に加える。ペアの出場枠は2で、五輪出場の条件である基準のスコアをクリアしているのは三浦、木原組と長岡、森口組のみ。アイスダンスは団体のみの出場で、基準のスコアに達しているのは吉田、森田組だけとなっている。