【秋田】今夏の第107回全国高校野球選手権大会に2年連続で出場した金足農のエース吉田大輝選手(3年)が、東都大学野球の…

 【秋田】今夏の第107回全国高校野球選手権大会に2年連続で出場した金足農のエース吉田大輝選手(3年)が、東都大学野球の亜細亜大に進学する。学生野球でも有数のリーグで投球に磨きをかけ、4年後のプロ入りを目指す。

 「よりレベルの高いところでやりたかった」と吉田選手。11月にあった入試で経営学部に合格した。

 東都大学は東京六大学と並び、神宮球場を舞台とする伝統のリーグ。「戦国東都」といわれ、有力大学がひしめく。現在1部に所属する亜大は優勝27度を誇る。

 兄の吉田輝星選手(オリックス)は、夏の甲子園の第100回大会で金足農が準優勝したときのエースで、ドラフト1位指名を受けてプロへ。その弟として注目されてきた。

 だが、同じ背番号1をつけて臨んだ甲子園は2度とも初戦敗退。今夏は、リリーフして決勝点を許す悔しさを味わった。

 甲子園での不完全燃焼で、プロ志望だった進路を考え直した。「ドラフト1位で選ばれたい気持ちがありましたが、その実力はまだないと感じた。輝星と違う道を歩んでみたいとも思った」

 なるべく早く神宮のマウンドを経験し、チームの主軸となる投手に成長したいという。(隈部康弘)