日本学生野球協会は19日、都内で審査室会議を開き、高校15件の処分を決めた。今春のセンバツに出場のエナジックスポーツは監…
日本学生野球協会は19日、都内で審査室会議を開き、高校15件の処分を決めた。今春のセンバツに出場のエナジックスポーツは監督(70)が暴言と体罰(危険行為)、報告義務違反をしたとして、同監督を謹慎1年の処分を受けた。
今年10月に監督の不祥事に関する匿名文書が届き事実関係を調査した結果、同監督が<1>夏の県大会決勝戦後の整列時に、泣いていた部員ら全選手に「死ね、泣くな」と大声を上げた<2>8月中旬に県の新人大会が行われる球場へ向かう際に、試合用の資料の準備でマイクロバスに乗り遅れた部員に対し、球場から寮までの帰り道13・6キロを歩いて帰るように命じた。帰り道の一部に当たる計8・6キロを歩かせた<3>9月に屋内練習場でティー打撃をしている部員が地面に落ちているボールを籠に投げて入れていることを叱り、部員の体にめがけて3球投げた。
このほか、今春センバツ出場した東海大札幌は11人の部員が喫煙や飲酒をしたことが発覚して1カ月の対外試合禁止。秀岳館(熊本)は部長による不適切指導と体罰と報告義務違反により、同部長が2カ月の謹慎を受けた。