筑波大蹴球部は19日、茨城県内の同大学で、プロ内定者記者会見を行った。J2サガン鳥栖DF安藤寿岐、名古屋グランパスMF加…

筑波大蹴球部は19日、茨城県内の同大学で、プロ内定者記者会見を行った。J2サガン鳥栖DF安藤寿岐、名古屋グランパスMF加藤玄、浦和レッズ内定GK佐藤瑠星、横浜F・マリノスDF諏訪間幸成、J2大分トリニータ内定MF山崎太新と小井土正亮監督が出席した。

今年3月に横浜F・マリノスに加入したDF諏訪間(22)は、大学蹴球部を退部し、1年前倒しでプロ挑戦した。すでにクラブで15試合に出場。ケガもありながら、残留争いをする難しいシーズンを経験した。「マリノスサポーターの方々の、この苦しい状況でも自分たちの背中を押し続けてくれた声援というのを忘れずに来シーズンは恩返しできるように自分自身が頑張りたい」と来季を見据えた。

大学1年から開幕スタメンを張るなど活躍。大学サッカー界では無双状態だった。夢だったプロから声がかかれば、そこに飛び込むのは自然な流れだった。「目の前にチャンスがあるんだったら行くべきだと思います。(横浜で)苦しいシーズンでいたけど、行って良かったなというのは素直で思ってます」。

Jリーグの舞台では、実力のなさも痛感した。自信をもってプレーをできた試合もあったが、簡単ではなかった。プロレスラーの父、諏訪魔からは「やっぱり上には上がいるね、もっとやらないといけないね」と声をかけられたという。

1シーズンの「大学生Jリーガー」を経て、勝負の2季目に臨む。「結果で応えるのがプロサッカー選手の仕事。勝つことに一番貢献できる選手になりたい」と力を込めた。【佐藤成】