前巨人2軍監督でオイシックスのCBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)に就任した桑田真澄氏(57)が18日、都内のホテ…
前巨人2軍監督でオイシックスのCBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)に就任した桑田真澄氏(57)が18日、都内のホテルで就任会見を行った。
桑田CBOは主に球団の基盤強化と発展、チーム編成の強化に携わる予定。会見では就任の経緯や決意、指導スタイル、自身の目標などを語った。
また、野球界の今後についても言及した。「今、日本の野球界はすごく危機的な状況なんですね。中学生の競技人口を見ますと、10年前から今で6割減なんです。ですから、僕は何十年も前から言ってるんですけど、野球は将来はマイナースポーツに陥る可能性が非常に大きいと思ってるんですね。そうならないために選手もそうなんですけど、我々指導者、いろんな野球関係の方でマイナースポーツに陥らないように今から手を打っていくべきだっていうことを提言してるんですけど、なかなか現場の方たちは『いや、大丈夫だよね』と思ってる人が多いので、僕はすごく危機感を持っています」と話した。
桑田CBOは未来の野球界への危機感を示した一方で、それを打開するために尽力することを強く誓った。「そういった意味でも、オイシックスが強くなって、またファンに愛されるチームになって、そして良き文化を作って、将来的に新潟県の子どもたちにも野球を普及しながら、それを全国に広げていってほしいなっていう、未来図みたいなのを持ってるんですけどね」と決意を込めた。