<プロボクシング:WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇17日◇東京・両国国技館WBO世界フライ級王者のアンソニー…
<プロボクシング:WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇17日◇東京・両国国技館
WBO世界フライ級王者のアンソニー・オラスクアガ(26=米国/帝拳)が、同級4位の桑原拓(30=大橋)に4回TKO勝ちした。オラスクアガの一問一答は次の通り。
-試合を振り返って
オラスクアガ 試合後まず初めに勝ててうれしかったですけれども、桑原選手も自分自身も前に出る試合、本当に戦いに挑んでいくという強い意志を持った試合が見せられたということがすごくうれしかったです。
-桑原の印象は
オラスクアガ とてもエキサイティングの相手でした。先ほども言ったように戦いに来てくれましたし、自分自身リスペクトする相手とああいうふうに打ち合えたのはすごくうれしかったです。また、彼のチームに対しても尊敬の念を抱いていますし、お互いに向こうが打てばこっちが打ち返すという本当に手数のある試合ができました。
-勝敗を分けたポイントは
オラスクアガ あまり多用はしないんですけれども、自分のジャブが効いていたと思います。ジャブを放ち始め、それが入って試合をコントロールすることができたかなと思いました。あとは自分がプレッシャーをかけることができました。
彼は思っていた以上に動き回る、足を使ってくるファイターではもちろんあったんですけれども、そこでしっかりとパンチを当てて、彼を止めっていうような動きができたと思います。
-次に向けて
オラスクアガ もうかかってこいという感じです。自分はどんな試合が来ても準備万全整えておきたいと思いますし、もう本田(明彦)会長から次はこの試合だよって言われれば、もうすぐにその試合に取りかかれるようにしておきたいです。自分自身がチャンピオンとして防衛を重ねることができていますので、本当に自分自身をスポーツにささげて、より頑張っていきたいと思いますし、自分自身がここにいられる、その資格がある男であるというところもちゃんと見せていきたいと思います。
-試合後に赤い袋を持ってメリークリスマスと言っていたが、中身は?
オラスクアガ 自分の着てた衣装が入ってました。ごめんなさい。誰も責めたりはしないんですけれども、本当は自分のグッズを入れておいたが、誰かが忘れてしまった。みんなにプレゼントしたかった。でも、それができなかったので、なんとなくクリスマス風なものは出しておこうと思った。なので、プレゼントできなくてごめんなさい。もし来年12月に試合ができたらプレゼントしたいと思います。
-1回、オラスクアガの左ジャブで、桑原選手は右目の視界が2重になったとすごいダメージ受けていたといっていたが、そのジャブの手応えは
オラスクアガ そこまでダメージがあったのは自分は分かっていませんでした。でも、それだけの威力があるジャブを自分が出せたということを知ることができたので、次の試合に向けてもジャブを磨いていきたい。
-4回以降、上下のジャブが効果的だったように見えたが、それはセコンドの指示だったが、あらかじめ用意してきたのか
オラスクアガ 戦略ではもちろんありました。でもそれは、あのジャブは使いすぎずに、あとはこのウエストラインとかで、その上下にすることで相手を翻弄(ほんろう)させて、相手を上下に動かすっていうところも目的にありました。あとは自分が1つパンチが当たったところで、コンビネーションとか、自分の流れのトリガーになることもあるので、そういった動きができるようにということはしていました。
オラスクアガ 今日の試合、どうでしたか? パフォーマンスよかったと思いますか? 日本でまた見たいですか? また戻ってきたいと思います。ありがとうございます。