すでに練習は開始「順調にいけばプレーできると思います」 ドジャースの山本由伸投手は17日、日本プロスポーツ大賞を初受賞し…

すでに練習は開始「順調にいけばプレーできると思います」

 ドジャースの山本由伸投手は17日、日本プロスポーツ大賞を初受賞した。都内ホテルで行われた授賞式に出席し、内閣総理大臣杯と賞状が授与された。その後は報道陣の取材に応じ、来年3月に行われる第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)について言及した。

 山本はこの日、野球選手としては2018年の大谷翔平投手(当時エンゼルス)以来7年ぶりとなる日本プロスポーツ大賞に選ばれた。今季はドジャースのエースとしてチームを牽引。中でもワールドシリーズでは3勝0敗、防御率1.02と躍動。“中0日”で救援した第7戦では2回2/3で1安打無失点に抑え、日本人では2009年松井秀喜以来となる史上2人目のシリーズMVPを獲得した。

 受賞の喜びを語った山本は、第6回WBCでの侍ジャパンとしての参加についての質問を受けた。「決まったことは全く何もない」と出場については明言しなかったが、「前回大会もすごくいい大会になりましたし、自分自身も選手としてすごく喜びを感じたので。またあの大会でプレーできれば、一番いいなとは思います」と意欲を示した。

 もっとも、長いレギュラーシーズンを完走しただけでなく、ポストシーズンでも驚異的な連投。疲労を懸念する声もある。一方で山本はすでに練習を始めていることを明かし、「順調にいけばプレーできると思いますし。今決まったことは本当にまだなくて。今シーズンもたくさん投げたので、いつも通り調子がうまく上がっていくならプレーできると思います」と話した。

 山本は2023年の第5回大会にも出場。先発投手陣の柱として、悲願の世界一に貢献していた。侍ジャパンとしては2019年のプレミア12、2021年の東京五輪でも頂点に立った。オリックス在籍中は2021年から2023年に3連覇を達成。ドジャース移籍後も2年連続でワールドシリーズを制覇している“優勝請負人”だ。チームメートの大谷翔平投手がすでに参加を表明しており、山本にも注目が集まっている。(Full-Count編集部)