デイリー杯2歳Sを制したアドマイヤクワッズ(牡2、栗東・友道康夫厩舎)が、朝日杯フューチュリティステークス(2歳牡牝…

 デイリー杯2歳Sを制したアドマイヤクワッズ(牡2、栗東・友道康夫厩舎)が、朝日杯フューチュリティステークス(2歳牡牝・GI・芝1600m)で無敗戴冠を狙う。

 アドマイヤクワッズは父リアルスティール、母デイトライン、母の父Zoffanyの血統。母は未勝利だが、祖母のパシフィックリムは仏G2を制している。

 ここまで2戦2勝。10月の東京芝1600mのデビュー戦を豪快に差し切り。そして前走のデイリー杯2歳Sでもカヴァレリッツォとの一騎打ちを制し、無傷の2連勝で重賞初制覇を果たした。今回は更なる強豪との戦いとなるが、上位人気に推されることは確実。同世代の頂点に立ち、来春の大舞台に弾みを付けたいところだ。

 そして父にとっても悲願がかかるレースとなる。リアルスティールは来年の種付料が自己最高の1000万円となったトップサイアー。今年のサウジCとBCクラシックを制したフォーエバーヤングを筆頭に、レーベンスティールやチカッパなどの活躍馬を輩出している。ただ、JRAのGIに限ると延べ12頭が出走して、22年朝日杯FSのオールパルフェの6着が最高着順。掲示板に載ったことすらないのは意外な事実だ。今回はおそらく過去最大のチャンス。ここで産駒のJRA・GI初制覇、さらには芝のGI初制覇となることを願いたい。