ディアスを3年6900万ドル(約106億7600万円)で獲得 メッツからFAとなったエドウィン・ディアス投手は、3年69…

ディアスを3年6900万ドル(約106億7600万円)で獲得

 メッツからFAとなったエドウィン・ディアス投手は、3年6900万ドル(約106億7600万円)でドジャースと大型契約を結んだ。今オフの米球界でも衝撃的なニュースとなっており、米スポーツ局「ESPN」のブラッドフォード・ドゥーリトル記者、デビッド・スコーエンフィールド記者は「A評価」をつけている。

 記事では「ドジャースファンであるかどうかに関わらず、非常にシニカル(懐疑的)にも、あるいは楽観的にもなれるだろう。1年前のドジャースのブルペン戦略は、様々なチームでクローザーを務めた経験のある大物リリーフ投手を多く揃えることだった」と言及している。

「その顔ぶれは目を見張るものだった。トライネン、スコット、フィリップス、イエーツ、そしてコペック。しかし、この計画はうまくいかなかった。これらの投手たちは怪我やパフォーマンス、あるいはその両方で苦しんだ」

 この背景から、ディアスを獲得したドジャースは「傲慢さの表れだと見ることもできる。どれだけ金を注ぎ込んでも、ブルペンに確実性などというものは存在しない。その最も基本的な教訓を、彼らは学ばなかった」と指摘している。

 31歳のディアスは62試合に登板し、6勝3敗28セーブ、防御率1.63の成績を残した。同記事では「彼のキャリアで屈指のシーズンを送り、そして彼の基本的な能力は依然としてエリートレベルだ。制球が不安定になることは時折あるが、強烈なフォーシームとスライダーのコンビネーションにより、そうなった時でもピンチを切り抜けることができる」と絶賛されている。

 大型契約で“守護神”を獲得したドジャース。同じ轍は踏みたくない。(Full-Count編集部)