楽天のマエケンが誕生した。広島や大リーグのドジャースなどでプレーした前田健太投手(37)が16日、楽天モバイルパークで入…
楽天のマエケンが誕生した。広島や大リーグのドジャースなどでプレーした前田健太投手(37)が16日、楽天モバイルパークで入団会見に臨んだ。2年契約で推定年俸は2億円。背番号は昨オフに巨人へ移籍した、同じ88年世代の田中将大投手(37)が通算11年背負った「18」を継承する。11年ぶり日本球界復帰となる来季は、先発として2ケタ勝利と規定投球回に照準。13年以来2度目となる日本一にチームを導く。
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前田健の人間味があふれる入団会見となった。球団マスコットのクラッチ、クラッチーナを描いた特製Tシャツを報道陣にプレゼント。テレビ番組で披露した独特の画風が注目を浴び、球界の画伯キャラとして認知されている。「入団会見をするとなって、いろんな入団会見を見てきましたけど、何もないのは面白くないかなと。得意なんで描かせてもらいました。部屋着にでも使ってもらえたらうれしい」。早速の“神対応”が光った。
今後、イラストグッズが球団から販売されそうだが、ユーモアを交えて見解を語った。「全然分からないですけど、そこは球団と交渉ですね。僕もそんな簡単には描かないので。契約には入ってなかったですけど、後々の交渉になります(笑い)」。ちなみに「直感のまま」と5分ほどで一気に描き上げるのがマエケン流だという。
5日に大阪市内で開催されたミズノの行事で同僚になる村林、早川と対面も、これまで親交のあった選手は藤井1人だけだった。「最初は気を使わせてしまうかもしれないですが、どんどん来てもらえるとありがたい。書いといてください。どんどん来てって」。親しみやすい兄貴分としてチームに新風を吹き込む。【山田愛斗】