現役ドラフトで西武からオリックスに加入した平沼翔太外野手(28)が16日、大阪・舞洲の球団施設で入団会見を行った。背番号…
現役ドラフトで西武からオリックスに加入した平沼翔太外野手(28)が16日、大阪・舞洲の球団施設で入団会見を行った。背番号は61に決定。母校の先輩たちが背負った番号について触れ、「背番号7番を奪える活躍をしたい」とジョークで笑わせたが、「プロに入って殻を破れていない。ひと花咲かせたい」ときっぱり。日本ハムでの19年73試合出場を上回る自身初の規定打席やキャリアハイを目標に掲げ、「まだリーグ優勝、日本一の経験をしていないので、オリックスでリーグ優勝、日本一になりたい」と意気込んだ。
15年に敦賀気比(福井)からドラフト4位で日本ハムに入団。21年にトレードで西武に移籍後、パリーグ3球団目となった。母校のOBたちと学年を超えて、同じユニホームに袖を通す。6学年上の山田修義投手(34)、3学年上の西川龍馬外野手(31)、1学年下の山崎颯一郎投手(27)が在籍している。
「小学生の頃、山田さんに『プロに行って、山田さんからヒットを打つんで待っていてください』と。ヒットを打てたので、次は一緒に優勝したい」。
中学の「オールスター福井」の先輩でもある山田を追いかけてきた。山田を含む母校の先輩たちに、住みやすいエリアを相談した。 妻でタレントの森咲智美さん(33)と子ども2人の4人家族のパパだが、結婚後初の移籍だ。「奥さんは最初、信じていなくて。そんな急に決まるの? って。夜になったら、(DREAMS COME TRUEの)『大阪LOVER』を聴いていましたね。すごいなと。行く気満々でした」と家族も移住に協力的と明かした。
今季、一、二、三塁と両翼を守ったプロ10年目。「ポジションはいけと言われたところを、しっかり守れるように準備はしないといけない」と示し、「いろんなポジションを守りながら規定打席を目指したい」と意気込んだ。
◆平沼翔太(ひらぬま・しょうた)1997年(平9)8月16日、福井県生まれ。敦賀気比から15年ドラフト4位で日本ハム入団。17年4月20日オリックス戦でプロ初出場。21年8月、佐藤龍世と木村文紀との2対2トレードで公文克彦とともに西武に移籍。通算379試合、4本塁打、54打点、打率2割3分3厘。来季推定年俸2100万円。179センチ、83キロ。右投げ左打ち。