オリックス麦谷祐介外野手(23)が16日、大阪・舞洲の球団施設で契約更改交渉に臨み、800万円増の年俸2300万円でサイ…

オリックス麦谷祐介外野手(23)が16日、大阪・舞洲の球団施設で契約更改交渉に臨み、800万円増の年俸2300万円でサインした。球団関係者には「来年レギュラーをとってほしい」と交渉の場で伝えられ、「143試合に出る準備をしたい」と初々しく、さらなる飛躍を誓った。

24年ドラフト1位で入団。1軍には79試合に出場。打率2割3分1厘で、俊足を生かしプロ初盗塁や長打も記録。12盗塁、二塁打は4本、三塁打も2本をマーク。8月には延長10回にプロ初本塁打となる同点ソロを放った。12月上旬まで台湾のウインターリーグに参戦し、長いシーズンを終えた。自主トレは大阪で行う予定。「体を戻していきたい」と丁寧にコンディショニング調整から入っていく。

新たな目標は「30盗塁」。大卒新人の麦谷は、ソフトバンク周東佑京内野手(29)のプレーに衝撃を覚えた。3年連続の盗塁王と30盗塁以上を記録したリーグ屈指のスピードスターへ、「内野安打だったり、一塁走者での姿勢も見ていて尊敬します」と振り返り、2ケタ盗塁をマークした23歳は、「レギュラーで出てこその30盗塁」と周東との“競争”も思い描いた。(金額は推定)