広島は15日、広島市内のホテルで育成を含む新人9選手の入団発表会見を行った。 剛速球で守護神の座へ-。ドラフト4位の工…
広島は15日、広島市内のホテルで育成を含む新人9選手の入団発表会見を行った。
剛速球で守護神の座へ-。ドラフト4位の工藤泰己投手(22)=北海学園大=は「1年目からセーブ王を目標にやっているので、抑えをやりたいと思っています」と目標をぶち上げた。
最速159キロを誇る北海道が生んだ怪腕。大学では先発としても実績を残してきたが、プロで目指すのは最終回のマウンドだ。NPBや米大リーグの抑え投手の動画を見てイメージを膨らませていたといい、「敵チームに絶望感を与えられるように頑張りたい」と力を込めた。
チーム事情も追い風になる可能性がある。主に守護神を務めてきた栗林が来季から先発に転向する。新井監督は工藤について「1年目から自分の居場所をつかめるように、しゃかりきに頑張ってもらいたい」と期待を寄せ、「それくらいのボールは投げているし、楽しみな選手」と新人右腕の意気込みを受け止めた。
即戦力として活躍するため、大きな夢を描く。
◇工藤 泰己(くどう・たいき)2003年9月29日生まれ、22歳。北海道出身。175センチ、87キロ。右投げ右打ち。投手。北海、北海学園大から25年度ドラフト4位で広島から指名。最速159キロで、キレのいいカットボールやスライダーも投げる器用な豪腕。