<アメリカンフットボール全日本大学選手権決勝、甲子園ボウル:関学大14-38立命大>◇14日◇甲子園球場立命大(関西2位…

<アメリカンフットボール全日本大学選手権決勝、甲子園ボウル:関学大14-38立命大>◇14日◇甲子園球場

立命大(関西2位)が関学大(関西1位)との史上初の「関西対決」を制し、02~04年大会以来の連覇を果たした。

立命大の高橋健太郎監督は「準備してきたプレーもしたが、殴り合いというか、自分たちの力を信じて勝負もできると思っていた。息詰まったら少し目線を変えることを考えていた。思いのほか自分たちが描いているゲーム展開ができたので非常に良かった」と勝利を振り返った。

立命大OBの高橋監督は、自身が3~4年だった02~03年に甲子園ボウル連覇。翌年も含めた3連覇以来の連続Vに「僕の時以来の2連覇で、関学さんに2度目で勝つというのはとても難しいこと。選手が入念に準備して、自分たちの力を出し切ることを体現してくれて、この結果になった」と選手のパフォーマンスを絶賛。立命大史上最強と言われてきた03年のチームと比較しても「関学との2度目に勝ったということと連覇できたということは、僕らの時よりはるかに難しいことを成し遂げた。なかなか言いたくないけど、超えたでしょう(笑い)」と後輩の力を認めた。

「03年は自分たちの生まれ年でもあって、意識してきた代」という主将のDB今田甚太郎(4年)は、03年を超えるチームになったことに喜びを爆発させた。指揮官の評価を耳にして「史上初の関西対決でそれ(03年のチーム)を超えられたというのはありがたい。自分たちでも超えたんちゃうかなって思ってます(笑い)」。史上最強かという問いにも「そうっすね」と満面の笑みで答えた。

RB蓑部雄望(たけみ、3年)は、この流れを来年にも続ける意欲を口にした。「強すぎた03年のチームと同じように連覇できたことはすごくうれしい。しっかり3連覇して、最強と言われ続けられるようにしたい」。自分たちの手で新たな黄金時代を作っていくことに意識を向けた。