名牝クロノジェネシスの初仔となるベレシート(牡2、栗東・斉藤崇史厩舎)が、土曜阪神9Rのエリカ賞(2歳・1勝クラス・…
名牝クロノジェネシスの初仔となるベレシート(牡2、栗東・斉藤崇史厩舎)が、土曜阪神9Rのエリカ賞(2歳・1勝クラス・芝2000m)でデビュー2連勝を狙う。
ベレシートは父エピファネイア、母クロノジェネシス、母の父バゴの血統。母は19年の秋華賞、20年と21年の宝塚記念、20年の有馬記念の覇者。伯母のノームコアは19年のヴィクトリアマイル、20年の香港Cを制している。馬名の意味由来は「創世記(ヘブライ語)」。サンデーサラブレッドクラブにおいて総額1億8000万円で募集された。
ここまで1戦1勝。母と同じく斉藤崇史厩舎の所属となり、7月に小倉芝1800mでデビュー。出遅れた上、直後に躓いて後方からの競馬を強いられたが、人馬ともに冷静だった。終始ロスなく運び、残り100mからグイグイ伸びて差し切り。2着との着差は僅かに半馬身でも、多くのファンに重賞級と思わせるパフォーマンスだった。
その後は10月のアイビーSを予定していたが、熱発のために回避。一旦放牧に出され、ここ目標に仕上げられてきた。来春の大舞台に向けて通過点としたい一戦。引き続き母の主戦を務めた北村友一騎手とのコンビで、あっさりのシーンを期待したい。