「ATPファイナルズ」(11月12日~11月19日/イギリス・ロンドン/室内ハードコート)の予選リーグの対戦で、ラファエル・ナダル(スペイン)とダビド・ゴファン(ベルギー)が11月13日に予選のサンプラス・グループの一試合として対戦する。堂…

「ATPファイナルズ」(11月12日~11月19日/イギリス・ロンドン/室内ハードコート)の予選リーグの対戦で、ラファエル・ナダル(スペイン)とダビド・ゴファン(ベルギー)が11月13日に予選のサンプラス・グループの一試合として対戦する。堂々の世界ランキング1位、第1シードで参戦しているナダルにゴファンがどこまで食い下がれるかが一つの注目点になりそうだ。

ナダルは今年、「全仏オープン」と「全米オープン」2つのグランドスラムのタイトルを取り、ロジャー・フェデラー(スイス)とともに、今なお衰えない強さを見せ付けた。

特に、「全仏オープン」では、「全豪オープン」、「全仏オープン」、「全米オープン」で優勝したこともあるスタン・ワウリンカ(スイス)を、6-2、6-3、6-1の圧倒的なスコアで倒して優勝したほか、全米でもケビン・アンダーソン(南アフリカ)を6-3、6-3、6-4のストレート下して優勝しており、30歳を超えながらにして、フェデラー(スイス)とともに君臨し続けている。

また、ナダルは、ATPファイナルズへの出場権をかけて争う「レーストゥロンドン」でトップの座を守っただけでなく、年末時点でのランキング1位を確実なものにしており、輝かしい1年だったといっても過言ではない。

一方で、ゴファンは今年、自身のキャリアではタイトルに恵まれた年を過ごした。自身でも最多の2014年と同数の2つのタイトルを、9月末から10月初旬に開催された「深センオープン」のトロフィーと、ATP500の「楽天ジャパンオープン」での優勝という形で手にし、実績を積み上げた。

「全豪オープン」で準々決勝に進出したほか(ディミトロフに、3-6、2-6、4-6で敗北)、「モンテカルロ・ロレックス・マスターズ」で準決勝に進出しベスト4に入るなど、マスターズより大きな大会でも上位に食い込む結果を残しており、ゴファンの実力は折り紙つきだといえるだろう。

ATPファイナルズには、第7シードで参戦しており、上位シードにどこまで食らいついていけるかが、一つの見所だと言っていい。

現在、最高の選手といってもいいナダルを相手どって、どのような戦いを展開するのか、今晩は注目だ。(テニスデイリー編集部)

※ナダル、ゴファンともに2017年は多くのタイトルを取得しており、激しい試合が繰り広げられそうだ

(Photo by Francois Nel/Getty Images)