広島森下暢仁投手(28)が10日、マツダスタジアムで契約更改交渉を行い、2000万円増の2億円でサインした(金額はすべて…

広島森下暢仁投手(28)が10日、マツダスタジアムで契約更改交渉を行い、2000万円増の2億円でサインした(金額はすべて推定)。

今季は自身初の開幕投手を務め、22試合に先発し、クオリティースタートを19度達成し、昨季を上回る投球回152回1/3を記録した。勝ち星こそ、6勝14敗と大きく負け越したが、防御率2・48はリーグ7位だった。シーズン最終盤には右肩の張りで離脱となり「最後までチームの中にいられなかった。借金ばかりつくって、離脱もして迷惑をかけた」と悔やんだ。

順調にいけば来季中に国内FA権を取得し、28年には海外FA権取得が見込まれる。メジャー志向のある右腕だが、80分におよんだ交渉でポスティングの話は数分程度。チームの話に終始した。「成績がいいわけでもないので、中途半端にアメリカ、アメリカと言って行ける話でもない。今年の成績に関しては勝ちきれないとか、自分で思うところもあった。チームに貢献してから、そういう話をしないといけない。チームの中で役割を果たさないといけない」。今季の成績に満足していないからこそ、自身の思いは胸にしまった。今はチームの先頭に立ち、セ界の頂点に導くことしか考えてない。