まだ終わりたくない-。巨人坂本勇人内野手(36)が9日、東京・大手町の球団事務所で契約交渉に臨み、減額制限(年俸1億円超…
まだ終わりたくない-。巨人坂本勇人内野手(36)が9日、東京・大手町の球団事務所で契約交渉に臨み、減額制限(年俸1億円超は40%)いっぱいとなる2億円減の年俸3億円の単年契約で更改。再起を期す来季へ「レギュラーとしてもう1回長い時間グラウンドにいられるように。何がなんでも活躍できるように、それだけです」と誓った。
今季はシーズン序盤から打撃に苦しみ、5月までに2度の2軍降格を味わった。後半戦は代打の切り札として活躍。代打成績は19打数6安打で打率3割1分6厘を残し「野球選手として成長できた部分はあるかな」と振り返った。一方で「まだまだ終わりたくないと思ったシーズンでした。レギュラーでずっと出てきたので、守備に就いて、ランナーもしてバッティングをするのが一番、野球の楽しいところ」。美学を貫くためにもレギュラーに返り咲かなければならない。
チームの未来にも目を向ける。来季は節目のプロ20年目でチーム最年長。1月の沖縄での自主トレは新たに1年目を終えた石塚を迎える予定で「これだけがっつり練習するんだというのを見せられたら」。12年以来の日本一に向けては「銀座のパレードは経験しないと分からない感動がある。みんなにも経験してもらいたい」。主力として悲願達成を狙う。【水谷京裕】