<現役ドラフト>◇9日巨人は、日本ハムから高卒4年目の松浦慶斗投手(22)を獲得した。今季1軍登板はなかったが、身長18…

<現役ドラフト>◇9日

巨人は、日本ハムから高卒4年目の松浦慶斗投手(22)を獲得した。今季1軍登板はなかったが、身長186センチ、最速155キロとロマンあふれる左腕。

チームは先発左腕の補強が急務となっている。今季は井上が故障で途中離脱。6勝のグリフィンは自由契約となった。ドラフトでも左腕を4人指名。さらなる競争を図るべく、本格派左腕の獲得に踏み切った。松浦は「自分の可能性を信じて頑張ります」とコメントした。

◆松浦慶斗(まつうら・けいと)2003年(平15)7月1日、宮城県生まれ。小学6年時にファイターズジュニア選出。大阪桐蔭では1年秋からベンチ入り。2年夏の交流試合、3年春夏に甲子園出場。21年ドラフト7位で日本ハム入団。22年9月25日楽天戦でプロ初登板。通算6試合、0勝1敗、防御率5・40。来季推定年俸650万円。186センチ、103キロ。左投げ左打ち。

◆現役ドラフト 日本プロ野球選手会の要望に日本野球機構(NPB)が応じ、22年オフから導入。各球団は外国人選手、複数年契約選手、FA資格選手、育成選手などを除き、指名対象選手(来季年俸5000万円未満)2人以上のリストを提出。来季年俸5000万円以上1億円未満は1人認められ、その1人を含む場合は3人以上のリストを提出。各球団はリストの中から指名希望選手を議長に通知し、最も獲得票を集めた球団が最初に指名。その後は選手を取られた球団に指名権が移る流れを繰り返し、1巡目は必ず各球団1人が出て、1人が入る。2巡目は今回から「指名意思あり」「指名意思なし」「不参加」のいずれかを議長に通知。移籍の活発化を狙い、獲得意思がなくても放出のみで参加できる方式となった。リスト、会議は非公開。