第77回阪神ジュベナイルフィリーズ(GI、芝1600m)は14日、阪神競馬場で行われる。今年は、アルテミスS勝ちのフィロ…
第77回阪神ジュベナイルフィリーズ(GI、芝1600m)は14日、阪神競馬場で行われる。
今年は、アルテミスS勝ちのフィロステファニが故障で電撃引退となり、アランカール、アルバンヌ、マーゴットラヴミーなど前走オープン・1勝クラス組が中心。中京2歳S2着のスターアニス、アルテミスS3着のタイセイボーグなど重賞未勝利の馬が揃った。
ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
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■アルテミスS組は3着以下から戴冠なし
過去10年で最多5勝を誇るアルテミスS組は近2年は馬券外が続くも、それ以前は2020年ソダシ、21年サークルオブライフ、22年リバティアイランドと3連勝。
アルテミスS【5.2.2.21】 ファンタジーS【2.0.2.30】 アイビーS【1.1.0.1】 札幌2歳S【1.0.1.2】 新潟2歳S【1.0.0.5】 サフラン賞【0.2.0.5】 京王杯2歳S【0.1.2.2】 赤松賞【0.1.1.10】 新馬【0.1.0.5】 白菊賞【0.1.0.10】 紫菊賞【0.1.0.0】 サウジアラビアRC【0.0.1.2】 萩S【0.0.1.1】
ただ、アルテミスS組は1着馬が3勝、2着馬が2勝であり、3着以下からの戴冠はなし。今年は勝ち馬が不在。データ上は2着のミツカネベネラだけが該当となるが、2着とクビ差なら3着のタイセイボーグも圏内か。
なお、抽選対象の白毛馬マルガは出走が叶えばアルテミスS5着から挑むことになり、2015年のウインファビラスが2着に好走したケースはある。
■OP・L組は2着馬に0秒3差以上の完勝なら
また、過去10年の勝ち馬のうち9頭が前走重賞で2着以内という絶対条件がある。2016年にアイビーS1着からソウルスターリングが2歳女王に就いたが、それ以外は2着止まり。
ただ、今年のメンバー構成を考えると軽視はできず、オープン特別、1勝クラス組を別の角度から考察すべきか。まず重賞組以外にクラス別に見ると、オープン・リステッド競走組は【1.1.1.11】、1勝クラス組は【0.5.1.47】、新馬組は【0.1.0.10】、未勝利組は【0.0.0.8】。
オープン・リステッド競走組は昨年のテリオスララが萩S1着から3着、2018年のクロノジェネシスがアイビーS1着から2着、ソウルスターリングも同じくアイビーS1着から戴冠。この3頭は2着馬に0秒3差をつけているという共通点があり、野路菊Sで0秒6差のアランカールは及第点か。
1勝クラス組が2年連続2着と勢いがあり、昨年のビップデイジーが紫菊賞1着から2着、2023年のステレンボッシュは赤松賞1着から2着に入った。2着以下からの好走例はない。かつ芝1400m組は【0.0.0.17】と壊滅的であり、狙いは芝1600mの1勝クラス1着馬。サフラン賞勝ちのアルバンヌ、白菊賞勝ちのマーゴットラヴミー、赤松賞勝ちのヒズマスターピースが該当馬となる。
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