<明治安田J1:京都2-0神戸>◇6日◇第38節◇サンガS京都サンガF.C.のFWラファエル・エリアス(26)が、最終節…
<明治安田J1:京都2-0神戸>◇6日◇第38節◇サンガS
京都サンガF.C.のFWラファエル・エリアス(26)が、最終節のヴィッセル神戸戦でチーム2点目を決めて今季リーグ2位となる18得点でシーズンを終えた。
1-0の後半32分、ロングボールをFW原大智が競り勝って前に送ると、Rエリアスはワンタッチで右のFWマルコ・トゥーリオへ。同時に走り出してMトゥーリオからの折り返しを受けると、神戸DF3人に囲まれながらも冷静にかわして左足で蹴り込んだ。京都のエースは「マルコが深いところに出してくれたからこそ、GKが出てくるところを見ながらシュートできた。2人の関係性で取れたゴールだった」と相棒と生み出したゴールを喜んだ。
今季は負傷離脱もあり27試合の出場にとどまったが、34試合出場で21得点を挙げて得点王に輝いた鹿島アントラーズFWレオ・セアラと3点差の18ゴールを記録。これには「けがで試合を飛ばしたこともあったけど、最終節まで得点できたことに関しては十分満足できるし、自分としても誇れるもの」と胸を張った。
京都のクラブ史上最高となる3位の立役者となる活躍を見せたエースは、この順位について「幸せな部分と、フラストレーションがたまる部分と2つが混在している」と言及。「素晴らしいサッカーができていたし成績も上げてきたが、最後に届いたところが、この道の途中で描いていたものとは違った」と、リーグ初優勝に届かなかった悔しさを口にした。
「タイトルは取れなかったが、自分たちにそういう力があるということは見せつけられたシーズンだった」という思いがあるからこそ、来季への思いは強まっている。「足りなかったものをしっかり構築して、次はタイトルに届くようなことをしていきたい」とリーグVへ照準。個人の働きについても「今年けがをしたから、来季はさらに強くなるように鍛えていく」と、シーズンを通した貢献を約束した。【永田淳】