2026年ワールドカップ(W杯)の抽選会が行われ、組み合わせが決まった。日刊スポーツではサッカー担当の石川秀和記者が各組…

2026年ワールドカップ(W杯)の抽選会が行われ、組み合わせが決まった。日刊スポーツではサッカー担当の石川秀和記者が各組の本命◎、対抗〇、穴アルジェリア

△ヨルダン

【J組展望】 

前回王者アルゼンチンの1強。首位通過なら、FIFAランキング1位スペインと決勝まで当たらない組み合わせとなる。前回大会は1次リーグ初戦でサウジアラビアに逆転負けを喫したが、取りこぼすことなく、確実に首位突破を決めたいところだ。

◆アルゼンチン(14大会連続19度目)

世界ランク:2位

予選成績:南米1位 12勝2分け4敗 31得点10失点

前回大会:優勝

最高成績:優勝(78、86、22年)

38歳FWメッシは今度こそ最後か。前回カタール大会で自身初のW杯優勝を果たしたが、通算26試合出場は個人歴代最多で、通算13得点は4位。ゴール数の新記録達成も期待される。チームは今大会も優勝候補。

◆アルジェリア(3大会ぶり5度目)

世界ランク:35位

予選成績:アフリカG組1位 8勝1分け1敗 24得点8失点

前回大会:不出場

最高成績:16強(14年)

22-23年にマンチェスター・シティーで欧州チャンピオンズリーグ(CL)を含む3冠達成に貢献した34歳のFWマレズがエース。主将としてチームをけん引し、切れ味鋭いドリブル突破で右サイドを切り裂く。

◆オーストリア(7大会ぶり8度目)

世界ランク:24位

予選成績:欧州H組1位 6勝1分け1敗 22得点4失点

前回大会:不出場

最高成績:3位(54年)

レアル・マドリードのDFアラバが主将を務める。バイエルン・ミュンヘンのDFライマー、ライプチヒのFWバウムガルトナーらドイツ1部で活躍する選手が多く、積極果敢なプレスを武器に旋風を巻き起こす。

◆ヨルダン(初出場)

世界ランク:66位

予選成績:アジアB組2位 4勝4分け2敗 16得点8失点

前回大会:不出場

最高成績:-

フランス1部リーグのレンヌで活躍するMFタマリを軸とした鋭い速攻が武器。背番号10のエースは今大会のアジア予選で通算7ゴールを挙げた。チームは粘り強い守備が持ち味で、24年アジア杯で準優勝した。