<明治安田J1:鹿島2-1横浜>◇6日◇最終節(第38節)◇メルスタ鹿島アントラーズが9季ぶり9度目のリーグ制覇を成し遂…

<明治安田J1:鹿島2-1横浜>◇6日◇最終節(第38節)◇メルスタ

鹿島アントラーズが9季ぶり9度目のリーグ制覇を成し遂げた。ホームで横浜F・マリノスに2-1で勝利。前回2016年以来の優勝を果たした。以来8度の監督交代を乗り越え、通算の歴代最多を自ら更新する21冠とした。

川崎フロンターレ時代、主要タイトル7つを獲得するなど黄金期を築いた鬼木達監督(51)が、今季から古巣を指揮して1年目で奪還。歴代1位を独走するJ1優勝監督5度、異なるクラブでは史上初となる偉業を達成した。

この鬼木監督が、鹿島の前回タイトルから9人目の指揮官として9年ぶりの頂点に導いた。2ステージ制だった16年の石井正忠監督で逆転優勝して以来、クラブは8年連続で国内無冠。石井氏は翌17年に途中退任し、大岩剛監督へ。悲願のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇は18年に成し遂げたものの、国内は遠ざかっていた。その間にブラジル人のザーゴや、クラブ初の欧州監督となるスイス人のレネ・バイラーなど方向性が定まらず、OBの相馬直樹や岩政大樹の両氏も率いたが、結果が出なかった。

以下、鬼木監督が再び王座に導くまでの直近10年間の監督とリーグ戦の成績。

▼16年 優勝 石井正忠(天皇杯も同年度にV)

▼17年 2位 石井正忠→大岩剛

▼18年 3位 大岩剛

▼19年 3位 大岩剛(ACL優勝)

▼20年 5位 ザーゴ

▼21年 4位 ザーゴ→相馬直樹

▼22年 4位 レネ・バイラー→岩政大樹

▼23年 5位 岩政大樹

▼24年 5位 ランコ・ポポビッチ→中後雅喜(暫定)

▼25年 優勝 鬼木達