フリーマンの勝負強さは来季も発揮されるか(C)Getty Images 来季、3連覇を目指すドジャースの主力陣では、ベテ…

フリーマンの勝負強さは来季も発揮されるか(C)Getty Images

 来季、3連覇を目指すドジャースの主力陣では、ベテランと呼ばれるプレーヤーが少なくない。野手ではフレディ・フリーマン、マックス・マンシー、ムーキー・ベッツらが30代半ばであり、一般論としては現役のキャリアでは折り返しを迎えている。その中で、メジャー公式サイト『MLB.com』がドジャースを支える主軸打者の年齢について関心を示しており、「2026年にはさらに1歳年を重ねるドジャース打線をどう評価するか」と銘打ったトピックを配信した。

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 記事では、フリーマン(36歳)、マンシー(35歳)、ベッツ(33歳)、テオスカー・ヘルナンデス(33歳)の4人にフォーカスし、それぞれの来季のプレーを占っている。

 今季は春先より体調不良に悩まされたベッツに対し同メディアは、来季、健康であれば序盤からの活躍が期待できると見込んでいるものの、「近年、ハードヒット率とスプリントスピードが大きく後退していること、バットスピードがリーグ最下層にあることは懸念材料だ」と訴えている。

 またフリーマンには、前年並みの打撃成績を残したことで、「安定そのもの」と今季の内容を評価。だが、打撃指標への言及では、「チェイス率の上昇や空振り率の急増といった不穏な兆候が見られた」と説いており、「シーズン中盤に長いスランプがあったのは気がかり。フリーマンがいつも通りの結果を出す姿は想像しやすいが、これらの傾向は2026年に注視すべき点だ」と分析している。

 そして、テオスカー・ヘルナンデスについては、今季は守備のパフォーマンスが前年より「明確に後退した」と指摘。「守備面の衰えは無視しにくい」と強調するとともに、来季に関しては、「右翼から左翼へ回すことで多少の負担軽減は期待できる」と見込む。

 オフに球団オプション行使により残留となったマンシーは、「健康なら常にチーム最高クラスの打者」と同メディアは称える一方で、ここ2シーズン、負傷の影響により常時出場を果せていないとして、「耐久性が課題」と指摘。打撃に関しての不安は無いと付け加えながら、「懸念されるのはマンシーがフィールドに留まり続けられるかどうか、そして既に平均以下の守備力がさらに低下するかどうかである」と見通している。

 同メディアは、ドジャースが連覇を達成したことから、年齢面は「大した問題ではなかった」としながらも、「とはいえ、ベッツやフリーマンのような歴代最高の選手たちにとっても年齢は“一方通行”であり、2026年以降、ロサンゼルスにとってこの問題はより顕著になる可能性がある」などと主張する。

 さらなる偉業達成を目指す来季のドジャースにとって、キャリア後半に差し掛かっているベテラン勢のプレーは、さまざまな意味で注目を集めることになりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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