来季が5年9000万ドル(約139億5600万円)契約の4年目 残り2年で、評価をひっくり返せるか。レッドソックスの吉田…

来季が5年9000万ドル(約139億5600万円)契約の4年目

 残り2年で、評価をひっくり返せるか。レッドソックスの吉田正尚外野手は米挑戦3年目のシーズン、NPB時代も含めて自己ワーストとなる55試合の出場でわずか4本塁打に終わった。来季が5年9000万ドル(約139億5600万円)契約の4年目となる中、米メディアは「来季のワースト契約トップ10」に吉田を選出した。

 32歳の吉田は今季右肩の不調から出遅れ、初出場は7月となった。9月は月間打率.316、OPS.794と結果を出し、ヤンキースとのワイルドカードシリーズでも3試合連続安打を放ってシーズンを終えた。

 しかし、年々出場数が減っている状況に米メディアは厳しい見方を示している。「ブリーチャー・レポート」の特集では、現在続いている契約の中でワースト6位に選出された。

 チームの外野は球宴選手のデュランに加え、アブレイユ、アンソニーが結果を残している。指名打者は相手投手によっては右打ちのレフスナイダーが起用され、吉田が出場するのは右投手相手の時という状況。吉田は2023年はOPS.783、2024年は.765、今季は.696と、投手関係なく1年を通して指名打者に座れる数字を残せていないのが事実だ。

 同記事では「現在ヨシダは、レッドソックスのロースターの中で微妙な立場に置かれている。外野に彼の居場所はなく、またチームが指名打者として固定したいタイプの打者とも言いにくい」と指摘。トレードの可能性についても「不良契約同士の交換トレードのような方法で放出できないかぎり、球団は今後2年間、年俸1860万ドル(約28億8400万円)を支払い続けることになりそうだ」と、プレースタイルと結果、そして契約がネックとなり、引き取り手を探すのも難しいとした。

 33歳となる来季は、評価を一変させるだけの活躍を見せられるか。(Full-Count編集部)