◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 初日(4日)◇東京よみうりCC(東京)◇7002yd(パー70)◇晴れ(観衆…

プロ初優勝を目指す細野勇策

◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 初日(4日)◇東京よみうりCC(東京)◇7002yd(パー70)◇晴れ(観衆1581人)

ここまで24試合を消化した今季の国内男子ツアーでは、ランク1位の金子駆大、2位の生源寺龍憲をはじめ11人の初優勝者が誕生した。1973年のツアー制施行後では1981年、97年の9人を抜き史上最多の記録。年々選手たちの若返りが進むなか、“戦国時代”を象徴する流れとなっている。

出場者が賞金ランキング上位者ら30人に絞られたフィールドで、未勝利は細野勇策吉田泰基坂本雄介原敏之イ・サンヒ(韓国)の5人。記録をさらに更新する12人目の初優勝者に期待がかかるなか、レフティの細野が首位と2打差2位で滑り出した。

前半2番(パー3)でバーディが先行。4番でダブルボギーをたたいたが、6番(パー5)で取り返してイーブンに戻した。折り返した10番で3つ目のバーディを奪うと、その後はスコアを落とすことなく4バーディ。「後半に伸ばせたのは良かった。最近はショットが荒れていたが、きょうは安定した。いい終わり方ができた。65はこれ以上ない」と振り返った。

34年ぶりのレフティVへ

プロ4年目の今季は全試合に皆勤出場し、トップ10入りが6回。賞金ランク31位で2年ぶり2回目となる最終戦進出を決めた。特筆すべきは予選落ちが1回だけという安定感だ。「(予選落ちがないのは)自分が目指しているゴルフでもある。でも各試合で取りこぼしも多いので、そこを失くしていければ」と話す。

今大会でツアー初優勝となれば2016年のパク・サンヒョン(韓国)以来となる。また、1991年「ダイドードリンコ静岡オープン」の羽川豊以来、レフティの優勝者は出ていない。「どの試合も優勝したいなと思っている。今週もそこは変わりません」。今年最後のタイトルに手を伸ばす。(東京都稲城市/合田拓斗)

<今季初優勝者>
生源寺龍憲(4月 東建ホームメイトカップ)
小西たかのり(4月 前澤杯)
金子駆大(5月 関西オープン)
清水大成(5月 日本プロゴルフ選手権)
阿久津未来也(6月 ミズノオープン)
小斉平優和(8月 Sansan KBCオーガスタ)
長野泰雅(9月 フジサンケイクラシック)
勝俣陵(9月 パナソニックオープン)
下家秀琉(10月 バンテリン東海クラシック)
佐藤大平(11月 フォーティネットプレーヤーズカップ)
大岩龍一(11月 カシオワールドオープン)