巨人若手左腕、井上にもさらなる飛躍が期待されている(C)産経新聞社 日本野球機構(NPB)は12月2日、今季の支配下選手…

巨人若手左腕、井上にもさらなる飛躍が期待されている(C)産経新聞社
日本野球機構(NPB)は12月2日、今季の支配下選手のうち各球団が来季の戦力として契約する権利を持つ保留選手名簿を公示した。
巨人では今季長打力を発揮したトレイ・キャベッジは保留選手名簿に名を連ねたが、投手陣では先発左腕でフォスター・グリフィン、中継ぎのカイル・ケラーが自由契約となった。
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特に退団見込みとされるグリフィンといえば、NPB3季目となった今季は14登板で6勝1敗、防御率1.62とチームを支えた。
巨人では3年連続6勝以上をマーク、先発ローテーションを支えたグリフィンがいなくなることで若手投手陣は一層の奮起が求められそうだ。
ファンの中でも「2桁勝てる力はある」と本格覚醒が待たれているのは今季がプロ6年目シーズンとなった井上温大だ。
昨季はキャリアハイの8勝をあげ、頭角を現したが今季は20試合に先発、4勝8敗、防御率3.70と悔しいシーズンとなった。
しなやかな腕の振りから緩急をつけたピッチングで打者を封じ込めるとあって、巨人では本格派左腕として独り立ちが期待されている。
スケールの大きさといえば、今季がプロ7年目シーズンとなった横川凱への熱視線が向けられる。1メートル90センチと高身長から高低差を生かした迫力あるピッチングが持ち味。原辰徳前監督に「タワマン投法」と名づけられたダイナミックな投球でチームを勢いづけられるか。
さらに先発左腕枠で今季輝きを放ったのは石川達也にもある。昨オフにDeNAを自由契約となり巨人に加入。先発として開幕ローテーション入りを果たし、勝ち星をつけると中継ぎとしても活躍。自己最多の41登板、5勝4敗、3ホールド、防御率2.14。
先発、中継ぎとチームの求める役割にフィットしながら、柔軟にチームを支えたことも評価された。チームには他にも又木鉄平、森田駿哉と今後が楽しみな左腕も多い。
チームにとっても阿部慎之助監督の就任3年目となる来季はV奪回が至上命題となる。再び投手王国を築けるか。大事な左腕のパフォーマンスにも注目が集まっていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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