今週から師走の中山開催がスタート。2025年の中央競馬は残すところ、ひと開催になった。メイクデビューは土日で計4鞍が…
今週から師走の中山開催がスタート。2025年の中央競馬は残すところ、ひと開催になった。メイクデビューは土日で計4鞍が組まれており、どの馬が勝ち上がるのか注目だ。
【12月6日(土) 中山芝2000m】
◆アグアフレスカ(牝、父ブリックスアンドモルタル、母ラセレシオン、美浦・国枝栄厩舎)
半兄に京都新聞杯を勝利したアスクワイルドモア。伯父に青葉賞を勝ち、天皇賞(秋)2着など活躍したペルーサがいる。「まだ気持ちの面が幼いけど、馬格があるわりに動き自体は機敏な感じ。ちょうどいい感じに仕上がりそう」と国枝栄調教師。鞍上は荻野極騎手を予定している。
◆ゴディアーモ(牝、父リオンディーズ、母パルティアーモ、美浦・森一誠厩舎)
母は4勝。一族からはスプリンターズSを連覇したサクラバクシンオーや朝日杯FSを制したアルフレードといったGIホースが出ている。「まだ幼いけど、気持ちは向き。時計的にも水準以上の動きができているし、いいモノを持っていると思います」と森一誠調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。
【12月7日(日) 中山ダ1800m】
◆エラルディーク(牝、父Sottsass、母Noblesse Oblige、美浦・宮田敬介厩舎)
母は伊G3・ドルメーロ賞の勝ち馬。「牝馬にしては骨量が豊かで立派な馬格をしている。追いきりの動き自体は上々。硬さもあるので、まずはダートから使っていきます」と宮田敬介調教師。鞍上は丹内祐次騎手が予定されている。
【12月7日(日) 中京芝1400m】
◆セリエンクーニゲン(牝、父Kingman、母Serienheilige、美浦・田中博康厩舎)
いとこにGI・NHKマイルCを制したシュネルマイスターがいる。「いいスピードがありそうです。まだ成長と修正の余地があるけど、走ることには真面目なタイプ。初戦の条件としては1400mぐらい良さそうに思います」と田中博康調教師。鞍上は戸崎圭太騎手が予定されている。
(取材・文:竹之内元)