◇国内男子◇カシオワールドオープン 最終日(30日)◇Kochi黒潮CC(高知)◇7375yd(パー72)◇晴れ(観衆…
◇国内男子◇カシオワールドオープン 最終日(30日)◇Kochi黒潮CC(高知)◇7375yd(パー72)◇晴れ(観衆3401人)
賞金王争いはランキング1位の金子駆大、3位の蝉川泰果、4位の大岩龍一に絞られた。2打差を追って3位から出た蝉川は4バーディ、1ボギーの「69」で回り、通算17アンダー5位でフィニッシュした。追い上げる立場ながら前半は1バーディにとどまるなど、不完全燃焼に終わった。
「悔しいの一言につきる。チャンスホールが多かった中でピン位置が難しくて、ライン読みだったり、打ちミスもあって、パッティングが決めきれなかった」。17番は3オン2パットのボギーをたたき、最終日の平均スコア「4.462」と最も易しかった最終18番(パー5)でもパーにとどまった。
賞金654万円を手にしたが、ランキングは3位のまま。初戴冠には次週の最終戦「日本シリーズJTカップ」(東京よみうりCC)で優勝4000万円を加算することがマストとなった。
「きょうのゴルフをしていたら、なかなか勝てないんだなと痛感した。来週絶対優勝しないと無理な位置になってしまった。それを目標に、自分が納得いくゴルフをしたい」と2023年以来の大会2勝目で25年シーズンを締めくくりたい。
金子は1バーディ、1ボギーの「72」と伸ばせず、通算10アンダー25位に終わった。「スコア通りの一日だった。パターが入らなくてそこからリズムを崩した」と下を向いた。優位は変わらず、追いかける2人のどちらかが最終戦で優勝した場合でも自らの結果次第で初めての賞金王に輝く。(高知県芸西村/玉木充)
<賞金ランキング>
1/金子駆大/1億1613万1916円
2/生源寺龍憲/9691万1920円
3/蝉川泰果/8403万4786円
4/大岩龍一/8316万4544円
※生源寺は米ツアー予選会挑戦で最終戦に出場しないため逆転の可能性が消滅
<賞金王戴冠の条件>
蝉川、大岩/優勝が絶対条件
金子/蝉川優勝 5人までの2位タイ、2人までの3位タイ以内
大岩優勝 7人までの2位タイ、3人までの3位タイ以内