今週の日曜日は、東京競馬場でジャパンカップ(GI・芝2400m)が行われます。 過去10年のジャパンCで3着以内に入…

 今週の日曜日は、東京競馬場でジャパンカップ(GI・芝2400m)が行われます。

 過去10年のジャパンCで3着以内に入った30頭のうち、25頭が前走で5着以内と掲示板を確保。その中でも前走1着馬が14頭を占めています。前走で掲示板を確保している馬、特に前走1着馬には高い評価を与える必要があると言えるかもしれません。

 一方、過去10年のジャパンCにおいて、前走6着以下の馬は[1-2-2-60]で、勝率や連対率、複勝率は低調な数値となっています。さらに単勝回収率7%、複勝回収率21%とこちらも厳しい結果になっていますし、前走で掲示板を外している馬に過度な期待はしない方が賢明かもしれません。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走13着以下
[0-0-0-14]複勝率0%
該当馬:クロワデュノール、ダノンベルーガ、ホウオウビスケッツ
(過去の該当馬:15年ゴールドシップ2番人気10着)
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。

 上位人気が予想されるクロワデュノールが該当しました。

 過去10年のジャパンCは前走6着以下の馬でもノーチャンスではありませんが、前走で13着以下と惨敗していた馬には好走例がありませんでした。前走で大きく着順を落としている馬については、精神的に大きなダメージを受けている可能性が高く、力を出し切れる精神状態にはないのかもしれません。

 該当馬に挙げたクロワデュノールの前走は14着。日本馬には厳しい条件で行われる凱旋門賞での結果ではありますが、初めて連対を外したことでメンタル面に大きなダメージを受けている可能性はありそうです。

 また、クロワデュノールの近2走はロンシャン競馬場に出走。凱旋門賞を見据えたローテーションで、馬自体もヨーロッパ仕様に造っていたのでしょう。そうなると馬体も欧州向きに変わっているはずです。しかし、今回は欧州とは全く性質の異なる日本での競馬。短期間で日本競馬に対応できる馬体へ変えることは容易ではありませんし、春に見せていたパフォーマンスを発揮できなくても不思議はありません。

 近年のジャパンCは速い上がりが求められることもあります。クロワデュノールの近2走とは対照的なレースであることもマイナス材料のひとつと言えそうです。加えて、海外遠征帰りからの初戦で状態面も気になるところです。

 人気でも不安に感じる点が多い印象ですし、リスクを負ってまで買うほどのリターンにも期待できません。本馬を積極的に買うメリットを見出せませんし、それであれば思い切って軽視した方が得策なのではないでしょうか。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。