オープン特別として行われていた時代にはヴィクトワールピサやエピファネイアが勝ち馬に名を連ね、昨年はエリキングが、一昨…

 オープン特別として行われていた時代にはヴィクトワールピサやエピファネイアが勝ち馬に名を連ね、昨年はエリキングが、一昨年はシンエンペラーが勝利した出世レース。舞台となる京都競馬場芝2000mは、スタンド前発走で1周1821m(Cコース使用時)の内回りコースを使用し、馬場を1周と少々。最後の直線はほぼ平坦の323.4m。キャリアの浅い2歳馬による中距離重賞だけにスローペースからの瞬発力争いになる事が多い。

 ◎バルセシートは京都競馬場芝1600m戦優勝馬。ゆっくり目のスタートから、序盤は前後半46.0秒〜47.6秒というペースを促されながらの後方追走。隊列が伸びる中で少しずつポジションをあげると、外に持ち出された最後の直線では12.0〜11.4秒のレースラップを目の覚めるような脚で後続を一気に突き放した。今回は400mの距離延長とツーターンコースへの対応が課題となりそうだが、デビュー戦の内容からは不安よりも、むしろプラス材料になりそうだ。

 〇カラペルソナは中京競馬場芝2000m未勝利戦優勝馬。デビュー戦は最後の直線で躓いて、ポジションを下げながらも立て直し11.1秒、11.1秒のラップをものともせずに差を詰めてきた根性娘。続く2戦目は半マイル通過50.0秒のスローペースを手応え良く中団から追走し、直線入り口で前を射程圏内に捕らえると最後は11.0秒、11.0秒のラップを早め先頭から危なげなく押し切った。紅一点とはいえ侮れない存在だ。

 ▲サトノアイボリーは中京競馬場芝2000m新馬戦優勝馬。半マイル通過53.0秒のペースだったにもかからわず、行きたがる素振りを見せることなく追走し、最後はインコースから11.4秒、11.0秒のレースラップを抜け出した。続く紫菊賞は一転して半マイル通過48.0秒のペースを、前2頭から離れた3番手で追走。長く良い脚を使ってレコード勝ちした勝ち馬をクビ差まで追い詰めた。操作性の高さを評価したい。

 △ウイナーズナインは芙蓉S優勝馬。7月の小倉戦から12kg増の馬体重で挑んだ前走は、スローの流れを中団、やや後方から待機。向正面からの加速ラップにやや戸惑いを見せるようなシーンもあったが、促されながら4角手前で何とか取り付くと、ゴール前は力強い走りで2着以下をねじ伏せた。

 同距離を2度経験しているのは強みとなりそうで、むしろもっと長めの距離が良いかもしれない。デビュー戦の内容に高いレースセンスを感じさせた△フリーガーと、まだフラフラしながらも加速ラップで勝ち切った△ジャスティンビスタのレースぶりにも注目したい。