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11月26日、国際バスケットボール連盟(FIBA)は、『FIBAバスケットボールワールドカップ2027 アジア地区予選』で注目すべき12人の若手選手を公開。日本からは瀬川琉久が選出された。
今後注目すべき次世代のスターたちの1人として紹介された瀬川。「今回のウィンドウで最終ロスターに残るかすらわからない」と前置きはされながらも「それでも、彼に何ができるかはすでに分かっているし、トム・ホーバスヘッドコーチが彼に“少しでもプレータイムを与えてくれないか”と期待してしまう」と、プレーの機会を望まれている。
司令塔を務めた『FIBA U18アジアカップ2024』では平均14.4得点3.6リバウンド5.3アシストをマーク。「典型的な“アカツキジャパンのバックコート像”を備えた選手」と評され「機会が与えられれば、先輩ガード陣を支えるバックアップとして十分に力を発揮できるはずだ」と太鼓判を押された。
日本が負けられないWindow1で対戦するチャイニーズ・タイペイからは、滋賀レイクスで司令塔を務める游艾喆が名を連ねた。「台湾の大学バスケ界でトップクラスの選手として名を馳せ、昨年ついに日本のBリーグへ。台湾の大学から“直接海外へ渡った初の選手”となった」と経歴を説明。「チャイニーズ・タイペイのバックコートはタレントが豊富だが、試合が激しくなったとき、ジャンルカ・トゥッチHCが “游を投入する瞬間” は見逃せない」と期待が寄せられている。Bリーグでも今シーズンここまで18試合に先発出場し、8.9得点3.1リバウンド7.6アシスト1.9スティールの活躍を見せる若きポイントガードの活躍にも注目が集まる。
2022-23シーズンから2シーズンに渡り琉球ゴールデンキングスでプレーしたカール・タマヨもフィリピン代表としてリストアップされた。今回ピックアップされた選手の中では最年長で、アジアカップ2度出場、オリンピック最終予選2大会出場など、豊富な代表経験を持つ。若さと経験が共存する24歳は今後ますます存在感を示すことになりそうだ。
ほかにも名前が挙がったのは、アトランタ・ホークスのダイソン・ダニエルズを兄に持ち、『FIBAアジアカップ2025』では17歳ながらA代表としてプレーした195センチでガード担うダッシュ・ダニエルズ。アジアカップでもチームをけん引しレバノンバスケ界の次のスター候補として注目される205センチでウィングのユセフ・カヤットなど。アジアの未来を担う有望株たちも参戦するワールドカップ出場をかけた戦いから目が離せない。
【動画】瀬川が23得点も逆転負けを喫した『U18アジアカップ2024』中国戦