日本ハムからFA…オレンジネクタイで入団会見 巨人は27日、日本ハムから国内フリーエージェント(FA)権を行使して加入し…

日本ハムからFA…オレンジネクタイで入団会見

 巨人は27日、日本ハムから国内フリーエージェント(FA)権を行使して加入した松本剛外野手の入団会見を都内ホテルで行った。背番号は「9」に決まった。オレンジネクタイで登場し、「来季からジャイアンツでプレーすることになりました松本剛です。よろしくお願いします」と挨拶した。

 松本は2011年ドラフト2位で日本ハム入り。2022年に打率.347で首位打者のタイトルを獲得した。2022、2024年に20盗塁以上を記録し、守備力も高い。今季は若手の台頭で出場機会を減らし、66試合出場で打率.188だったものの、走攻守で貴重な戦力と期待される。

 松本は会見で「すごく悩んだ部分はあった」と胸中を明かした。「悔しいシーズンが続いている中で、一番最初に声をかけていただいて、『来季、力になってほしい』というのを阿部監督から直接伝えていただいたことで、もう1度、自分を鍛え直して、チャレンジしたいという思いが正直強かったです」と言葉に力を込めた。自身にとって初のセ・リーグ。「野球が違う。交流戦しか知らないので、もっともっと深くを知りたい。小さいところまでこだわっている印象があります。もう1度、自分を鍛え直して、レギュラーを掴むところから勝負していきたい」と前を向いた。

 会見に同席した水野雄仁編成本部長は「来年は外野の一角として活躍してくれることを期待しています。背番号は9番に決まりました」と話した。9は過去に清水隆行氏や亀井善行氏、村田真一氏らが背負った番号。「9番だったら嬉しいなっていうのが自分の中にあって。それを本部長が9番をという風に言っていただいて、すごく嬉しかったです」と意気込んだ。

 チームメートでは坂本勇人内野手と1度食事に行ったことがあったという。FA加入後に連絡を取ると「よろしくな。何でも分かんないことがあったら聞いてくれよ」と言われたと明かし、「嬉しかったです」と感謝した。

 日本ハムでは14年間を過ごした。新庄剛志監督からは「毎試合、毎打席、全部チェックするからな」と言われたことを明かし、「新庄監督らしいというか、本当に野球が好きな方なので。僕のことをすごく応援してくれると言ってくれてよかったです。多少複雑な気持ちもありましたけど、嬉しい気持ちもありましたし、恩返しできたらなと思います」と感謝した。

 巨人の外野手は今オフの補強ポイントとなっていた。球団のFA補強は昨年のソフトバンク・甲斐拓也捕手に続いて2年連続30人目となる。(Full-Count編集部)