◇米国女子◇CMEグループ ツアー選手権 最終日(23日)◇ティブロンGC ゴールドコース(フロリダ州)◇6590yd…
◇米国女子◇CMEグループ ツアー選手権 最終日(23日)◇ティブロンGC ゴールドコース(フロリダ州)◇6590yd(パー72)
ツインズらしく米ツアー1年目を戦い抜いた。岩井千怜が通算12アンダー13位、双子の姉・明愛は11アンダー19位と僅差で最終戦をフィニッシュ。「68」で順位を上げた千怜が「ちょっと(タッチが)弱くて、手前で切れてしまったパットが3つくらいあった。その悔いが残っています」と言えば、「72」と伸ばせず後退した明愛も「ラインが読めていたわりにはショートが多かった。そこが悔しかったですね」。ラスト18ホールの振り返りは図らずもシンクロしていた。
日本ツアーで姉妹や双子にまつわる数々の記録を打ち立て、ファンの記憶に刻まれる活躍を見せてきた2人の切磋琢磨は、同じタイミングでの挑戦となった米ツアーでも変わらなかった。5月「リビエラマヤオープン」で千怜が先に勝ち、8月「ザ・スタンダード ポートランドクラシック」で明愛が続いた。米ツアー史上4例目の姉妹優勝を、双子として初めて達成した。そろって26試合に出場し、明愛がトップ10入り7回で年間ポイントレース13位、トップ入り5回の千怜は同15位。結果的に残した数字も似ている。
両親を含めたチームでの海外転戦は、ゴルフコースの外でも思い切りエンジョイするスタイル。NFLやMLBといった米国の人気スポーツに加え、ウィンブルドンでのテニスやF1など幅広く観戦に足を運んだ。ハワイではサーフィンにも挑戦。明愛は「NBAがまだなんです。(ステフィン)カリーさんが有名なので、見てみたい」と早くも次の候補を挙げる。
英語でのコミュニケーションにも意欲的にトライ。ツアーの取材に対して単語レベルになっても、なるべく通訳を介さずに自分の言葉で伝えようとする姿勢が目立つ。
最終戦の2日目には千怜がプレーの合間に歩きながら中継局のインタビューを受ける「ウォーク&トーク」に登場。自ら「歌っていい?」と切り出してJackson 5 の『I Want You Back』をアカペラで歌ってみせた。ちなみに明愛は、大会前に初優勝者として出席した年間表彰式「ロレックスLPGAアワード」の会場でスリックバックダンスを披露。千怜は「『Go! Chizzy!』とか(愛称で)言ってくれる人も増えましたし、双子として認知度も上がってきて、ありがたいです」と喜ぶ。
順調だったルーキーシーズンから、さらに上を目指す2年目へ。明愛は「一番は自分の(成績を上げる)こと」とした上で夢を広げた。「千怜もいるので、一緒に最終日最終組も回りたいし、プレーオフもやりたいし、メジャーも勝ちたいし…。歴史に残るような結果が出せたらいいかなと思います」。2人で階段を駆け上がっていく。(フロリダ州ネープルズ/亀山泰宏)