ヤクルトを離れ、メジャーリーグへと移籍する村上(C)産経新聞社 果たして、どれだけの価値となるのか――。今オフのメジャー…

ヤクルトを離れ、メジャーリーグへと移籍する村上(C)産経新聞社

 果たして、どれだけの価値となるのか――。今オフのメジャーリーグ移籍を目指し、すでにポスティングシステムの利用がMLBに受理され、正式公示に至った村上宗隆(ヤクルト)だ。

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 25歳の和製大砲を巡る去就報道は、これまで以上に加熱の一途を辿っている。米国内でも、すでにあらゆるメディアが「今オフのFA市場の目玉」として村上をクローズアップ。注目される移籍先の予測を多角的に展開している。

 新天地の予測は枚挙に暇がない。そうした中で米有力スポーツ専門局『FOX Sports』は、「長期契約を結ぶ可能性がある」としてヤンキース入団を推挙した。

 MLB屈指の名門は、昨オフにフアン・ソト(現メッツ)との再契約に失敗。今冬は、2年連続MVPに輝いた大砲アーロン・ジャッジと並ぶ打線のコアとなる大砲の獲得を模索している。そうした意味で、メジャー経験はゼロとはいえ、特大のポテンシャルを秘める左打者の村上は「最適解」になり得る。

 村上について「次の大物になるかもしれない」と説く『FOX Sports』は「『アーロン・ジャッジのいない打線はどうなるんだ?』――これは、ジャッジが歴史的な打撃を続ける中、ヤンキースを攻撃面で批判する材料として使われてきた問題だ」と指摘。大砲不在時に火力不足に陥る現状をふまえ、村上がフィットする可能性を論じた。

「ムラカミはヤンキース打線の中心に据えられ、長打を生み出すエネルギッシュな打者になり得る。彼は三塁で定位置を掴むはずだが、守備面で問題があると判断された場合、一ベン・ライスがフルタイムで捕手を務めると見込まれる場合には一塁に回る。彼がハマれば、若手の成長に苦労している攻撃の核に新たな血を注がれ、将来性に富むことになる」

 ヤンキースにとって和製大砲の獲得で日本市場に切り込むのは小さくないメリットとなる。その意図はブライアン・キャッシュマンGMもニューヨークの日刊紙『Daily News』で「(日本人選手を獲得すれば)マーケティングや広告など、様々なビジネスチャンスが開けるという考えや認識はある」と明言。さらに「、(市場に)優れた選手がいて、その選手が日本人なら、なおのこと全力で獲得に動く」と力説している。

 無論、複数球団による争奪戦が必至とみられる中での契約には、相当な出費も必要になる。米移籍専門メディア『MLB Trade Rumors』は「この25歳の強打者に入札するチームは彼の規格外の長打力を目当てにしている」とし、村上の予想契約金を8年1億8000万ドル(約275億4000万円)と指摘した。

「ヤンキースの村上宗隆」が誕生となれば、球界で話題沸騰となるのは間違いないが、どうなるか。12月22日午後5時(日本時間23日午前7時)の交渉期限まで動静が注目される。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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