◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 最終日(23日)◇フェニックスCC(宮崎)◇7117yd(パー70)◇…

松山英樹は中盤に首位を捕らえきれなかった

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 最終日(23日)◇フェニックスCC(宮崎)◇7117yd(パー70)◇晴れ(観衆4623人)

終盤で首位と5打差でも、松山英樹は「(通算)10アンダーまで行けば何があるかわからない」と望みを捨てなかった。15番でこの日3つ目のバーディを奪い、通算7アンダーとして迎えた16番。2打目がピンを越えてグリーンの奥にこぼれる。「パーにして、(17、18番を)バーディ、イーグルじゃないといけなくなったので厳しくなりました」。奇跡的な逆転劇は、ことしも起こらなかった。

黄色いシャツに身を包み、5アンダー8位から出た日曜日はグリーン上で勝負できた。出だし2ホールで5m以内のチャンスをパットで外した後、3番(パー3)で3mを沈めて最初のバーディ。5番で4mを流し込みトップに迫った。

リーダーボードの確認は都度怠らず、「3打差になったので、7番、8番で獲れなかったのがやっぱり痛かった」と2m、4mのバーディパットをねじ込めなかった中盤を悔やむ。4バーディ、2ボギーの「68」で通算7アンダーの5位。2mを決めてバーディフィニッシュにした18番(パー5)グリーンに労いの拍手が響いた。

グリーン上で天を仰ぐシーンが続いた

今季、最初で最後の国内ツアー大会。「ずっと自分の課題であるティショットとグリーン上(の課題)が顕著に出た4日間じゃないかなと思います」と振り返り、「毎年、言ってますけど…」と続けた。2日目の前半4番で1Wを損傷するアクシデントもあり、毎日違うヘッドを使った。最終日にようやく「ドライバーに関しては良いものが見つかった感じ。自分のスイングの問題が大きかった」と思えたのは次戦に繋がる。

2025年の自身ラストゲームとして、12月4日(木)からバハマで行われるツアー外競技「ヒーローワールドチャレンジ」(アルバニーGC)に7年ぶりに出場する。2016年に優勝した、タイガー・ウッズが主宰を務めるエリート試合だ。「コースが広いので、(左右に曲げて)砂地から打つことになると思う。“砂遊び”してきます」と苦笑した。

大ギャラリーの声援を浴びる

2014年以来のホスト大会での優勝はまたもお預けとなった。最終日は4623人の前でプレーし、「そろそろ期待に応えたいんですけど…。毎年、そういうわけにはいかない感じなので、またリベンジしたいなと思います」と語った。アマチュア時代の2011年から11回の出場で9回目のトップ10入りを決めても、周囲も本人も満足いかない。それがPGAツアー11勝を誇るマスターズチャンピオンの宿命でもある。(宮崎市/桂川洋一)