ローラースケートや競技用自転車で高度な技を競うアーバンスポーツの国際競技大会「IBARAKI SAKAI Urban …
ローラースケートや競技用自転車で高度な技を競うアーバンスポーツの国際競技大会「IBARAKI SAKAI Urban Sports Fes.」が21日、茨城県境町のアーバンスポーツパークで始まった。ローラーフリースタイル▽スクータリング▽BMXフリースタイル▽ブレイキンの4競技に、世界約40カ国・地域から約500人のトップアスリートが参加する。30日まで。
境町のような人口約2万5千人規模の自治体で「ワールドスケート」など複数の国際競技団体が主管する世界最高峰の大会が開かれるのは異例だ。大会期間中は国内外から多くのファンが詰めかけ、にぎわう。
東京五輪で使用された競技関連施設を町内へ移設したり、移住してきた有力選手の競技活動を支えたり、「スポーツを核としたまちづくり」を掲げてきた橋本正裕町長は開会式で「町はこれからも挑戦を続け、世界とつながるまちづくりを進めていく」とあいさつ。選手たちを激励した。
開会式では、BMXフリースタイルの白井伶穏のほか、明賀芽泉、宮尾佳帆の町内在住3選手が英語で選手宣誓した。
ローラーフリースタイルに出場する明賀選手は「(静岡県から)境町へ移住してきたときには、世界大会が開かれるなんて思ってもみなかった。パーク種目もストリート種目も頑張りたい」と意気込む。同じ競技に臨む宮尾選手は「自国開催でたくさんの人が背中を押してくれる。応援を胸に滑り切りたい」と話した。(床並浩一)