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ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは、約12年間にわたりパートナーシップを組んでいたアンダーアーマーと決別した。11月14日(現地時間13日、日付は以下同)に決別が発表されると、翌15日(現地時間14日)のサンアントニオ・スパーズ戦に出場したカリーは早速ナイキのシューズを履いて話題を呼んだ。
スパーズ戦前のウォーミングアップ中、カリーはナイキの『コービー6 プロトロ』通称“マンバチータ”モデルを着用。これはコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)のシグニチャーモデルであり、コービーの愛娘でありコービーと共に事故で亡くなったジアナ・ブライアントさんに捧げたモデルとして、その文脈とともに高い人気を誇る一足ある。試合では自身のシグネチャーシューズ『カリー12』を着用していたが、カリーは“マンバチータ”の着用について「彼らに敬意を示したかった」とコメントしている。
かのコービーも現役時代にアディダスからナイキの契約に切り替わる期間、“スニーカーフリーエージェント”として様々なモデルを着用していたことで知られている。『エア・ジョーダン』シリーズにはじまりコンバースの『ウェポン』やナイキの『エア・フォース1』、さらにはアレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズ他)のシグネチャーシューズであるリーボックの『クエスチョン』など多岐にわたるブランドのシューズを身に纏い、シューズ選びでもファンを楽しませていた。
コービー同様“スニーカーフリーエージェント”となったカリーは、以降の試合でも人間性が伝わるようなシューズ選びを行い話題を呼んでいる。19日に敵地で行われたオーランド・マジック戦では、試合前に2つのシューズを着用。会場入りした際は、ウォリアーズのパーカーとスウェットのセットアップにリーボックの『シャックノーシス』をコーディネートしたカリー。さらにウォーミングアップ中はナイキの『エア・ペニー2』のカスタムモデルを着用していた。
この2つのシューズはいずれも、90年代後半にマジックで活躍していたシャキール・オニールとアンファニー・ハーダウェイのシグネチャーシューズである。カリーはシューズ選びを通して、対戦相手であるマジックのレジェンド選手に敬意を表していた。
ウォリアーズは20日に、敵地でマイアミ・ヒートと対戦する。自身の“フリーエージェント”期間を通して粋な行動を示しているカリーの、今後のシューズ選びにも注目したい。