18日、全日本大学準硬式野球連盟は、大阪府内で第4回 全日本大学準硬式野球東西対抗日本一決定戦甲子園大会(以下、甲子園大…

18日、全日本大学準硬式野球連盟は、大阪府内で第4回 全日本大学準硬式野球東西対抗日本一決定戦甲子園大会(以下、甲子園大会)を開催。21日に甲子園で試合をするのはもちろん、様々な研修を実施して、人材育成や認知度向上につなげる4日間をスタートさせた。

 厳しい選考基準を突破して選ばれた選手50名が一堂に集結。ほとんどの選手が高校時代、甲子園に出場した実績がないが、2人だけ高校時代に、試合出場こそないが、甲子園を経験していた。

 1人は東日本選抜に選出された愛知大・中村謙太。チームとして全国大会には出場していないものの、中村個人は東海地区の選抜チームに召集されて全国大会に出場している実力者である。

 大垣日大時代も甲子園出場を果たしたが、自身は記録員としてベンチ入り。グラウンドに立つことが出来なかった。ベンチから見守った甲子園に、今度は選手として足を踏み入れることになる。

 もう1人は西日本選抜の京都産業大・西岡大祐。チームはこの夏、文部科学大臣杯 第77回 全日本大学準硬式野球選手権大会でベスト8進出。チームの主力として勝利に貢献してきたが、高校は奈良の名門・天理で過ごした。

 甲子園にはチームは3年生春にセンバツに出場したが、背番号をもらえず、ボールボーイという形でグラウンドに立った。「野球人生で一番悔しかった」という思いを晴らすため、21日は甲子園のダイヤモンドに踏み出すことになりそうだ。

 もちろん、高校時代に甲子園出場が出来なかった選手たちの中にも、実力のある逸材、甲子園に対する熱い思いを持った選手たちが、今年も甲子園大会に集結している。果たしてどんな大会になるのか。