<大相撲十一月場所>◇中日◇16日◇福岡・福岡国際センター【映像】72キロのモデル体型力士が驚きの動き 体重72キロのモ…
<大相撲十一月場所>◇中日◇16日◇福岡・福岡国際センター
体重72キロのモデル体型力士で取組中に驚きの動き。その姿に「すごいことした」などの声が上がり、館内はどよめく一幕があった。
注目を集めたのは幕下五十枚目・山藤(出羽海)。身長181.6センチ、体重72.7キロの22歳力士で、令和四年三月場所に初土俵を踏んで以降、かなり細身の体型ながら勝ち星を積み上げ、幕下まで登ってきた若手の有望株だ。
一方で、72.7キロという体重は巨漢が集う大相撲の世界の中で、かなり細身の部類。特に幕下くらいまでの階級になるとそれは顕著で、この日も土俵に登場すると「やせすぎ」と指摘する声が寄せられていた。
そんな山藤が幕下四十七枚目・土佐緑(阿武松)との一番で奇襲に打って出た。相手は身長181センチ、体重157キロと自らより2倍以上重い。そんな相手に立ち合い直後、たすき反りのような形で奇襲を仕掛けた。土佐緑は突き押しで応戦したが、そのまま両力士は倒れ込んでしまった。
館内が騒つく中、行司の式守友和が土佐緑に軍配をあげると、審判団から物言いがついた。協議の結果、山藤の足が先に出ていると判断が下され、山藤はストレート負け越しが決まった。土佐緑は1勝目。
負けはしたものの、山藤の身体能力の高さを活かすような奇襲には「すごいことした」「いろいろやってくれるのうれしい」といった声も寄せられていた。一方で、多少強引な取り組みに「はらはらする」「捻挫しそうな落ち方」と心配するファンも見られた。(ABEMA/大相撲チャンネル)