第104回全国高校サッカー選手権和歌山大会の決勝戦が15日、和歌山市毛見の紀三井寺公園陸上競技場であった。初芝橋本が2…
第104回全国高校サッカー選手権和歌山大会の決勝戦が15日、和歌山市毛見の紀三井寺公園陸上競技場であった。初芝橋本が2―0で近大和歌山を破り、2大会ぶり18回目の優勝を決めた。初芝橋本は12月28日から東京や神奈川など関東で開かれる全国大会に出場する。
立ち上がりの前半5分、初芝橋本が果敢にドリブルやパスで攻め込む。するとゴール前の混戦からこぼれたボールをDF西真那人主将が豪快に右足でミドルシュート。これがゴール左上に吸い込まれ先制した。
1―0で折り返した後半、一進一退の攻防が続く。すると初芝橋本は後半36分、味方のパスに途中出場のFW金森日向大選手が頭で合わせ、ヘディングシュートを決めた。試合終盤での貴重な追加点にスタンドも大いにわいた。
近大和歌山はアディショナルタイムに猛攻を見せた。シュートを放つも相手GKの好セーブに阻まれ、1点が遠かった。
先制点を決めた初芝橋本の西主将は「自分が決めるとは思っていなかった。こぼれ球に即座に反応できたことであのゴールになった」と振り返った。(松永和彦)