カタールの地で生まれた日本とメキシコの若者たちの“兄弟愛”が続いている。 現地11月14日、U-17ワールドカップのラ…
カタールの地で生まれた日本とメキシコの若者たちの“兄弟愛”が続いている。
現地11月14日、U-17ワールドカップのラウンド32が行われ、U-17メキシコ代表がU-17アルゼンチン代表と対戦した。グループステージを3位(1勝2敗)で辛うじて突破したメキシコは、グループDを3戦全勝で突破して優勝候補にも挙げられていたアルゼンチン相手に奮闘し、ルイス・ガンボアが2ゴールを決めてリードを奪う。だが、アルゼンチンも2点を奪って2-2の同点となるも、最後はPK戦(4-3)の末にメキシコがラウンド16進出を決めた。
その“激勝”にU-17日本代表の選手たちも歓喜した。カタールの複合スポーツ施設「アスパイア・ゾーン」で集中開催されている今大会において、同じホテルに宿泊している日本とメキシコの選手たちは同じ食事会場を拠点に親交を深め、グループステージからお互いのチームの試合の際にハイタッチとハグで“見送り&出迎え”するシーンが話題を集めていた。
そして今回、「負けたら終わり」のノックアウトステージ突入で、両チームの交流の行末が注目されていたが、メキシコがアルゼンチンを撃破したことで“お祭り”は継続。日本の選手たちが戦いを終えてホテルに戻ってきたメキシコチームをフロント前で出迎え、新たな歓喜が生まれることになった。
■「マジで決勝が日本対メキシコになって欲しい」
このアルゼンチン撃破のU-17メキシコ代表チームを日本の選手たちがホテルで出迎えたシーンを、メキシコ代表ユースの公式エックス(旧ツイッター)が動画で公開すると、SNS上には日本人ファンからも「アルゼンチンに勝ったのかー」「もはやワンチームですね!! この光景がずっと続く良いですね。さぁ、日本代表も続こう」「ハポンとメヒコの絆!まさに、青春アミーゴ!」「まじでお互い当たるまで残って欲しい。まだまだ見せてくれ」「マジで決勝が日本対メキシコになって欲しい そんで試合後に選手全員でユニ交換して欲しい」などの声が寄せられた。
グループBを2勝1敗で首位追加したU-17日本代表は、現地11月15日のラウンド32でグループAで2位だったU-17南アフリカと対戦し、3-0で勝利。この日本の勝利に対し、祝福の“お返し”はあったのか。廣山望監督が率いる日本チームは18日にベネズエラと北朝鮮の勝者と対戦する。