【国際親善試合 日本代表vsガーナ代表 2025年11月14日(金)19:22キックオフ 豊田スタジアム】撮影/原壮史(…

【国際親善試合 日本代表vsガーナ代表 2025年11月14日(金)19:22キックオフ 豊田スタジアム】撮影/原壮史(Sony α-1使用)

■佐野海舟から南野拓実で生まれた先制点

 サッカー日本代表が11月14日、豊田スタジアムでガーナ代表と対戦。来夏のワールドカップ北中米大会で着用される新ユニフォームの“お披露目試合”で、2−0の快勝を収めた。

 すでにW杯本大会出場権を獲得したチーム同士の対決。2大会連続5度目のW杯出場となるガーナは、立ち上がりから後方でしっかりとパスをつなぐ意思を見せつつ、最後は前線のフィジカルの強さを活かした大きな展開でゴールを狙う。

 それに対して日本は、GK早川友基の声が飛ぶ中、プレミアリーグで売り出し中のガーナの1トップ、アントワーヌ・セメンヨをCB谷口彰悟が押さえ込む。これにより、日本は自陣に押し込まれることなくボール支配率を高め、ガーナのプレスを避けながら前進することが可能になった。

 日本は相手ゴールを最終目的地としながら、じっくりとボールを動かした。前線の選手たちがガーナ守備網の隙間を狙って仕掛けるが、アフリカチーム特有の間合いの広さと身体的な強さで防がれ、攻守の入れ替わりが多く発生することになった。しかし、そこで輝いたのは佐野海舟だった。圧倒的な奪取力でガーナの攻撃の起点を防ぎ、再び日本の攻撃へと変えてみせた。

 そして前半16分、中盤で佐野のプレスからボールを奪うと、久保建英からのショートパスを受けた佐野がドリブルで持ち上がり、左サイドの南野拓実へ絶妙なパス。南野が左足トラップから右足で冷静かつ鮮やかにゴール右隅へカーブをかけたシュートを流し込んだ。

■堂安追加点&守備陣が好パフォーマンス

 先制点を奪った後、一時的にガーナにペースを握られた日本だったが、1−0で前半を終えると後半立ち上がりから再び試合の主導権を握り、上田綺世や佐野が強烈なシュートでゴールに迫る。そして後半15分、中村敬斗、上田、久保とつなぎ、前線で時間を作った久保からのパスを受けた堂安が、左足での強烈なシュートをニアサイドのゴールネットに突き刺して2-0とした。

 その後、多くの選手を入れ替えた日本。攻撃が機能しない場面もあり、後藤啓介と北野颯太が代表デビューを飾るも見せ場を作ることはできず。それでもGK早川と谷口、渡辺剛、後半途中から左CBに入った安藤智哉、そして左CBと左WBを高レベルでこなした鈴木淳之介の守備陣が好パフォーマンスを継続し、2-0で試合終了となった。

 内容的にも「快勝」と呼ぶに相応しかった日本。次戦は18日、東京・国立競技場でボリビア代表と対戦する。これが年内最後の代表戦となる。

■試合結果

日本代表 2-0 ガーナ代表

■得点者
16分 南野拓実
60分 堂安律

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