インフルエンザに感染して出席停止中の選手3人を全国高校サッカー選手権の大分県大会準決勝に出場させたとして、県サッカー協…
インフルエンザに感染して出席停止中の選手3人を全国高校サッカー選手権の大分県大会準決勝に出場させたとして、県サッカー協会は15日、大分高サッカー部の岡松克治監督(47)を厳重注意処分にしたと発表した。
大分高は当面、監督を指導から外す。ただ、16日の決勝は出場を辞退せず、大分鶴崎高と対戦する。協会は「選手には非がない。あくまで監督の認識不足、判断の甘さが招いた事態」としている。
8日にあった大会準決勝で大分高は3―0で勝利した。10日に相手チームの保護者を名乗る人物から協会に寄せられた情報を元に、協会が大分高と監督に事実を確認。日本サッカー協会の「指導者に関する規則」に違反するとして文書による厳重注意処分とした。
監督は協会の聴取に「非常に軽率だった。配慮が足りなかった」と話したという。協会によると、準決勝後、出場した大分高の3選手の症状が悪化したり、対戦相手に感染が拡大したりした事実は確認されていない。(増田洋一)