J2の北海道コンサドーレ札幌がSNSに投稿した写真が、思わぬ反応を呼んでいる。Jリーグファン、特に北国の人々にとっては…

 J2の北海道コンサドーレ札幌がSNSに投稿した写真が、思わぬ反応を呼んでいる。Jリーグファン、特に北国の人々にとっては、感じるものがある投稿だったようだ。

 今年の流行語大賞の候補に、「二季」という言葉がノミネートされた。本来は「四季」があるはずだが、異常気象によって極端な暑さから寒さへと、春と秋がなくなってしまったかのような移り変わりをする現状を指すものだ。

 今年も残暑という言葉以上のインパクトを持って、季節外れの暑さが続いた。そして突然、寒さが強まりつつある。

 北海道では、すでに雪が降っている。12日の朝にも地面は雪に覆われ、コンサドーレのトレーニンググラウンドも、その例に漏れなかった。

 クラブは公式SNSで、グラウンドへの積雪のために練習時間が変更となったことを報告。雪かきに励んでいるスタッフとグラウンドの写真を合わせて投稿した。

 すでに青空も見えており、北国の美しい一日を表現してもいる。投稿には「スタッフの皆さん、除雪をしてくれてありがとうございました」「時間変更…除雪お疲れ様です」など、ねぎらいの言葉が並んだ。

 だが、それ以上に多かったのが、「秋春制」への不安の声だった。Jリーグはこれまで、日本の暦に合わせて春に開幕する「春秋制」を採用していたが、来年から欧州のシーズンに合わせて「秋春制」へと移行することを決めている。

 この変更に至るまではさまざまな検討が行われ、雪国を本拠地とするアルビレックス新潟は最後まで反対の姿勢を貫いたが、最終的に秋春制への移行が決まった。来年2月から6月までの特別大会を挟み、秋春制の2026-27シーズンがスタートする。

■「秋春制になるというのにまだエアドームが届いてない…」

 このように、すでにフォーマットは決まっている。だが、11月上旬の積雪で、練習時間の変更を強いられる北海道の様子に、心配の声が上がるのも無理はない。

「Jリーグさん見てますかー!!」
「ほんと来年からどうするんだろうね?」
「ピッチにヒーティングシステム入っててもこうですからね。屋根つけるしかないんだよな。。。」
「試合は室内で出来るけど 練習場所の確保とか大変だよな」
「おかしい…来年には秋春制になるというのにまだエアドームが届いてない…」
「ピッチにヒーターがある宮の沢でも、積雪したらこの状態。2月のスタジアムで雪が降ることは充分にありうるので、どうやってこれを回避するか? ピッチもだけど、観客席をどうするのか? 課題はたくさん」

 8月上旬に開幕する2026-27シーズンのJリーグは、12月半ばからウィンターブレイクに突入。27年2月に再開され、J1は6月上旬に閉幕する予定だ。

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